2009年12月31日

文楽人形浄瑠璃正月公演・幕見席ご案内

国立文楽劇場は 大阪 日本橋にあります。
難波から すぐ。
4時間全部みてもいいですが 1時間とか1時間半の
幕見席もあり、時間とお金の足りない方に いいです。

1月14日は休演。15日から第一部・二部入れ替え。
1月3日から24日まで。17日(日)第二部貸切。
第一部:11時~3時10分。二人かむろ、彦山権現誓助剣、
壷坂霊験記。
第二部:4時~8時10分。伽羅先代萩、お夏・清十郎
寿連理の松、日高川入相花王(安珍清姫)。

幕見するのでしたら 第一部は 彦山権現誓助剣の
咲大夫さんが いいです。幕見の開始時間を劇場に
電話して尋ねてください。TEL:06-6212-5812
第ニ部は 私の好みです。
第二部は 三つの出し物のうち どれを幕見しても 
いいです。
先代萩の御殿の段 住大夫さん錦糸さん、津駒さん
寛治さん もいいです。
日高川だけ 幕見する場合、2時40分から終演の
3時10分まで。千円です。30分で千円は安いか 
高いか?英大夫さんと津国さんです。

幕見席は16しかないので売り切れの場合、学生料金
4000円くらい。一般の人は二等席2300円、これも
少なくて、一等は5800円。一等が売り切れる気遣いは
ないです。
幕見席は 当日10時から劇場で売ります。電話予約
できません。開演の10分前に劇場2階に幕見の人は
集合、係印の先導で一斉に入ります。

★1年が過ぎました。
アクセスしてくださった方々、有難うございました。
今年のカキコミは 性少数派についての記事の
紹介が去年よりも 増えたように 思います。
野生生物・野鳥についての記事は ドイツの普通の
メディアに 時々でます。日本にも野生生物研究者は 
ようさん おられるでしょうけれど、日本のメディアは 
こういうのに関心が少ないらしくて 日本に居る鳥
の中で どれが減ってきたとか 言う記事は あまり 
見ません。専門誌に出てるのでしょうね。  


Posted by jtw at 09:05Comments(0)

2009年12月30日

温暖化のため渡り鳥は子育てに適した時期に遅れて営巣地に着く

長距離の渡りをする鳥は 特に地球温暖化の影響を
強くうける。越冬地から営巣地に戻っても、雛に
与えるのに充分な虫が得られるのは短期間になる。
オランダの学者 Groningen大学の Christiaan Booth
たちは 英国のロイヤルソサエティのProceedings B
に報告した。
渡り鳥は 営巣地から遠く離れた越冬地で 春が
いつ始まるかを予知できないので 虫の多い時期
の始まりに遅れてしまう。
灰色ヒタキや黄色ハシナガムシクイのような渡り鳥は 
サハラ砂漠の南で越冬し、オランダの森で営巣する。
これらの鳥は1984年から2004年の間に平均38% 
減った。渡りの距離が少ない鳥や オランダで越冬
する鳥は 同じ期間に 数は変わっていない。
春が来れば 短期間に 芽生える葉を食べる虫が
増える。虫は 子育て中の鳥の餌になる。
営巣地の春の始まりに 間に合わない渡り鳥は 
充分な餌にありつけない。一方、湿地で営巣する
渡り鳥の数は 減っていないのは、湿地には 
春夏の間中、十分な虫がいるからだ。
ヨーロッパのもっと北の国々では 長距離を渡る
鳥の数は 安定している。高緯度では 地球温暖化
による気温の上昇は それほどで 顕著でなく、
虫の増える時期が それほど早くはなっていない
からだ。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/weltall/Zugvoegel-verpassen-Brutsaison-article642530.html
  


Posted by jtw at 12:37Comments(0)

2009年12月30日

クラシックカメラ「ヤシカMat124G」

1970年発売。ヤシカは今はない日本のメーカー。
ローライフレックスのコピー。
二眼レフ。欠点の無い ちゃんと動くのが
ドイツで100ユーロ弱(1万円くらい)で買える。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/netzwelt/web/0,1518,669259-5,00.html  


Posted by jtw at 08:20Comments(0)

2009年12月29日

絶滅危惧される野鳥は増えているinドイツ

絶滅の危機にある鳥の状況はドイツで さらに悪く
なっている。「2009年のドイツの鳥」という報告書が 
ドイツ自然保護局 BfN により、発刊された。特に 
畑の鳥や地面に巣を作る鳥が減っている。
ヨーロッパ共同体EG(英語でEC)の「鳥類保護指針」
の発効後 30年たったが ドイツの鳥は減っている。
極めて危険な状況にあるヤマゲラやタヒバリのような
種には、適切な対策をとり、保護しなければ 
ならないとDDAは述べている。DDAは ドイツの
鳥類関係の地域的・全国的協会の連合体。
特定の鳥 たとえば 大野雁・草原チュウヒ・
黒コウノトリなどについて 保護計画は成果を
あげている。
ニーダーザクセンでは 耕作地に農薬や肥料を
使わないという試みがなされ、キノドアオジ
(黄喉あおじ)にとって 健康に良い生息地が
確保された。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/weltall/Mehr-Vogelarten-gefaehrdet-article634046.html

★ ついでながら まったく これと無関係です
けど、新アポロン独和辞典の改訂版が 2010年1月に
発刊されるそうです。生きている間に 独独辞典を
使えるほどに ドイツ語を理解できるようになると
思えないので 独和の新版は楽しみです。  


Posted by jtw at 18:10Comments(0)

2009年12月29日

同性結婚・南米で初めての

何ヶ月もの間 同性結婚について法律上の論争が
された末に、アルゼンチン人 アレックスとホセは
ラテンアメリカで初めて同性結婚カップルとして 
戸籍に登録した。39歳のアレックスは41歳のホセと
結婚するために長い間闘ってきた。これは すべての
市民の「法的平等」への一歩である。
4月にブエノスアイレスで結婚を否認されたが、
11月に別の裁判所は 同性カップルの結婚は合法だ
という判決をくだした。ところが、結婚式の直前に
別の裁判所がこの判決を取り消した。 結局、
ウシアイア県の知事(女性)がこの結婚を認めた。

メキシコ市では1週間前に 南米で初めて 法律に
より 異性結婚の場合と同じ権利と義務を 同性結婚に
導入した。ラテンアメリカでは カトリックが浸透
しているので、今までは 同性結婚は 時たま 
散発的にみられた。
下記サイトから:
http://www.welt.de/politik/ausland/article5660222/Argentinier-schliessen-erste-Homo-Ehe-Suedamerikas.html  


Posted by jtw at 09:13Comments(0)

2009年12月28日

狼は増え、絶滅の危機を脱するかinドイツ

絶滅の危機にあるオオカミが増え、東ドイツから
西の方へ生息地が広がると 自然保護家は期待している。
アルプスやジュラ山脈を越えて オオカミが移住する
ことも考えられる。
約440の群れが 中部山地やアルプスに適地を見つけ、
住み着いている。約200平方キロの広々とした森が
狼にとって最適だ。
2000年にザクセンのLausitzに ポーランドから
狼のペアが移植され、今では東ドイツに七つの
群れができている。
100年前にドイツでは狼は絶滅した。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/weltall/Woelfe-haben-Ueberlebenschancen-article650707.html  


Posted by jtw at 20:20Comments(0)

2009年12月28日

ブラジル・特別居留地を原住民に返還

アマゾン地域にある九つの居留地をブラジル政府は
原住民に譲った。
「原住民のために充分にすることはできない。金で
支払えるものではなく、はっきりした行為によって 
償わなければならない」とブラジルの大統領は述べた。
全部で5万平方キロの居留地に7000人の原住民が
住んでいる。
最大の居留地 Trombetas Mapuera は4万平方キロの
森を持ち、オランダやスイスと同じ広さだ。そこには
約2800の少数民族が住み、そのうちの幾つかの
部族は外界をまったく接触をもっていない。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/weltall/Reservate-in-Brasilien-freigegeben-article652242.html  


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2009年12月27日

ベスレヘムに世界中から集まる/ドイツから歩いて巡礼に来た人も

◎ 71歳の巡礼者Elisabeth Bitter はドイツから
6500キロ歩いて エルサレム経由、ベスレヘムに着いた。
3月30日にケルンの東にあるBad Berleburgを発った。
アルバニア、マケドニア、トルコ、シリア、ヨルダンを
越えてきた。途中、何事もなかった。これらの国で
受けた歓待・親切は 思い出して うっとりする
くらい素晴らしいものだった。
★ 下記サイトの中ごろにある写真をクリックすると、
「世界中のクリスマス」の写真が見られる。

◎ Frank Klimmeckはブレーメンの近くで牧師を
していたが、今は年金生活に入り クリスマスに
説教しなくてもよくなったので 妻やパレスティナの
友達と一緒にベスレヘムに来た。1970年代から彼は
何度もベスレヘムに来ていたけれど、クリスマスに
来るのは初めて。
ベスレヘムを三方で囲むコンクリートの壁(高さ
8メーター)を彼は初めて見た。ベルリンに住んで
いたこともあり、壁については話そうと思えば話せる。
思えば あれは 害は少なかった。

◎ ベスレヘムのパレスティナ人地区で キリスト
教徒は約16000人の少数派だ。彼らの身内や友人は
クリスマスに戻ってくる。旅人や巡礼者は 祭日の
雰囲気を盛り上げてくれる。旅人が聖なる地に
来られたことを 喜んでいるのを見るのは 素晴ら
しいことだ。旅人の感激は伝染するものだ。
パレスティナ自治区によると、7万人の外国人が 
クリスマスの間にベスレヘムを訪れる。この十年で
最多の訪問者になった。
下記サイトから: 
http://www.tagesschau.de/ausland/bethlehem128.html
  


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2009年12月27日

シャチ(オルカ)が調教師を殺す

2009年12月25日発:
スペイン領の観光地テネリファで29歳の調教師が
シャチに襲われ、溺死した。
この動物公園は世界最多のオウムを持つ。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/panorama/Schwertwal-toetet-Dompteur-article654129.html  


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2009年12月26日

ウィリアム王子・一晩ホームレスを体験

ロンドンで氷点下の路上で王子は寝袋に入り、
一夜すごした。王子は ホームレスの支援組織
「センターポイント」の後援者だ。野宿することに
より、ホームレスの問題に 注目させたいと
言うのが 王子の意向だ。
この組織の会長オバキンと王子の秘書が一緒に
野宿した。三人は道路清掃車に巻き込まれそうになった。
3人は朝6時に起き、他のホームレスを見にでかけた。
ダイアナ妃は この組織のために尽力された。
下記サイトから:
http://www.stern.de/lifestyle/leute/london-prinz-william-schlaeft-auf-der-strasse-1531324.html


  


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2009年12月26日

孤児になった姉妹は生きるin南アフリカ

2~3年後、南アの子どもの3人に1人は両親の
うちの一人を亡くすと予測される。HIV/エイズの
蔓延による。社会は限界に接している。

エントムビエンコシは2人の子どもと 4人の妹と共に老朽化した家に住む。両親が死んでから家長としてやってきた。親が死んだ時にまだ18歳で、妊娠中で、HIV陽性だった。親戚も隣人も助けてくれなかった。今まで一人でやってきた。
今も両親が死んだ後の何ヶ月間のことを話すのは辛い。家は女だけで、大人はいなかった。いつ誰が入ってくるかも知れないという恐怖があった。
この一家と同じ不運にあった子ども・青少年は約79000人いる。すべての孤児たちが親戚・隣人・友人のところに引き取ってもらえるわけではない。
政府は孤児一人に月 約62ユーロを払う。それが唯一の収入ということも しばしばある。
貧窮は親が死ぬ前に始まっている。病気の間の出費は大きいからだ。家の修繕も手に負えない。エントムビエンコシの家も倒れそうだ(写真が出てます)。子どもの健康も安全も危険に曝されている。
彼女と妹たちは毎日の生活に苦労しているうえに 魂も窮地にある。両親が死んでいくのを見ていたというトラウマを持っている。下の妹は このトラウマを 心の中で整理できなかった。
妹のシザニは来年 高校を卒業する。大学へ入って ケースワーカーが教師か医者になりたい。「いい教育を受ければ、生活も良くなるし、後で上の姉の面倒も見られる。姉のお陰で学校へもいけているのだから。」
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,5045605,00.html  


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2009年12月25日

麻薬なしのクリスマスinドイツの薬物依存青少年施設

去年のクリスマスにベン(18歳)はヘロインを
やって 夜通し騒いでいた。
今年はハンブルクの施設”Come-In!"に居る。これは
薬物依存の子どもや青年を助ける専門病院であり、
治療施設である。14~21歳の子が ここの「お客さん」だ。
この建物は以前は娼館だった。今 34人の青少年が
入所している。最長で2年まで ここに居られる。
似たような施設はドイツに15ある。
ベンは ここに居ると「孤独感を強く感じる。親しい
関係が必要だと思う」と言う。
「治療を受けて本当の友達について話しているうちに 
一人も友達がいなかったことに気付いた」と
セバスティアンは言う。
普通の日々は厳密に予定が決まっているが、
クリスマスには色々 考える暇がある。
入所者にとって 喧嘩もせず、酔っ払いもせず、
麻薬もしないで クリスマスを過ごすのは ここに
来るまで無かった。クッキーを焼いたり、雪だるま
を作ったりする。午後には全員で散歩に出る。
行きたい人は教会へ行く。御馳走は自分達でつくる。
その後でプレゼントの交換をする。ドイツの子ども達 
何百万人が クリスマスにしている普通のことを 
Come-In の「お客さん」は 初めてここで経験する。
入所して2回目、クリスマスを迎える子どもの親は 
面会に来てもいい。コーヒーとクッキーで一緒に祝う。

Come-In! はドイツで最初の未成年麻薬依存症者の
ための施設だった。開設以来17年で約700人の青少年を
治療した。退所者の1/3は今 薬物なしで生活している。
退所者のうち14人は死んだ。死んだ人は 治療を
中断し、また薬物をやった後で死んだ。
下記サイトから:
http://www.stern.de/panorama/suchtkranke-jugendliche-weihnachten-einmal-ohne-drogen-1531533.html

★ブログ管理人の蛇足:
この施設で治療を受けた人の2/3は麻薬から離れられ
なかったということの ようです。
酒井法子さんには 通信教育を受けるのに 焦ら
ないで ゆっくり治療してください。そう簡単に
治るものでないようです。

  


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2009年12月24日

「気球少年」の父親・収監inアメリカ

10月にコロラド州で ヘリウム気球に乗って 
6歳の少年が飛ばされたと言いふらしたペテンに
ついて 少年の父は3ヶ月の懲役刑に、母(日本人)
は20日間の懲役刑に処せられる。12月23日に
判決が言い渡された。
気球に少年が乗ったままだという親の話しに騙され、
4時間 大騒ぎになった。親がテレビのリアリティー
ショーで金を稼ごうと仕組んだ芝居だった。
両人は4年間 保護観察下に置かれ、その間は
この事件について本、テレビ、映画などから
収益を得ることが禁じられる。
気球の「救援」に向かったヘリコプターや救助隊
の経費 総額47000ドルを 両親は支払わなければ
ならない。
父親はアルバイト職人である。
アメリカでリアリティーショーに出演すると
1万ドルになる。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/,ra2l1/panorama/307/498600/text/

  


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2009年12月24日

「全品無料店」でクリスマスプレゼントを買うinドイツ

ケルン西部の無料店に 値札もレジも万引き見張り人
もない。全品、無料・ただ。店の原則は単純で
「必要なら持って帰る。余った物は ここに譲る」。
ドイツ全土に50ほどの無料店がある。ケルンのは
2004年に開店した。
無料だけれど、制限はある:最多で3品しか 持ち
帰れない。寄付される側では あまり大きいもので
なければちゃんとした物なら何でも受け取る。
金のない人もここへ来れば、身分を証明しなくても、
弁明しなくても 何かを持っていける。
しかし失業者だけがここに来るのではない。
衣類、本、食器・料理用具などが 引き取り手が多い。
この店は週に3日、2時間ずつ営業している。
この店の三つの願いは
もっと大きい店に引越したい、
若い人に手伝ってほしい、
家賃を確保したい
ということだ。
無料の店でも 家賃は有料で、家賃は寄付でまか
なっている。今日一日の寄付は1000円だった。
何と言うても金がないと、無料店もやっていけない。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,5039725,00.html  


Posted by jtw at 14:43Comments(0)

2009年12月23日

スラムのために霧から水を集めるinペルー

首都リマの荒涼とした丘に張って放置された巨大な
バレーボールのネット(8x4メーター)を思い浮か
べてほしい。霧は年に6ヶ月 この砂漠地帯い丘にかかる。
湿度はほとんど100%になる。
人口800万人の首都の南にあるスラム街に水道もなく、
井戸もない。
二人のドイツ人生物学者 Anne Lummerichと
Kai Tiedemannが このプロジェクトを2006年に
始めた。
この地区 ベラビスタ・デル・パライソで淡水は
タンク車から買う。約200人の住民は月収100~130
ユーロの中から週に4ユーロを水代にあてる。
首都で130万人が井戸も水道もない。

水をとるためのネットは540ユーロたらずだ。
ネットにかかった霧は水滴になり、アルミ製雨樋に
落ち、煉瓦の水槽にたまり、丘の下の貯水池に流れる。
デング熱を伝染させる蚊を殺すために 水は処理
される。水は家庭用と野菜栽培用になる。
海抜600メーターの丘の上にあるネットの維持管理は
苦労が多い。週に2度 馬に乗り、ネットの管理に
まわる。早朝の霧は深く、目の前に出された手も
見えない。
この水で大根、葉を食べる野菜、香草を植えられる。
この水集めの他に 160年間 丘の森を切り払って
きたことを 埋め合わせるために、住民は800の
低木を植えた。フランスの水学者 Alain Giodaに
よると、インカでは木や草で霧を受け止め、
池に水を集めた。
今、北部リマのコスタ・ベルテの100の霧あつめ
ネットが設置されている。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/dossier/Wasser-aus-dem-Nebel-im-Slum-article637205.html

  


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2009年12月22日

密輸トンネルinガザ地区・パレスティナ

下記サイトに写真10枚。
http://www.stern.de/politik/ausland/schmugglertunnel-die-bedrohten-lebensadern-von-gaza-1528347.html

写真1.イスラエル軍の爆撃の後、パレスティナ人は
トンネルの破損を調べている。トンネルは手堀りで、
エジプトとガザの国境の下をゆく。
2. 縦坑は深さ約30メーター。その底から 数百
メーターの長さの横坑があり、次の縦坑につながる。
縦坑だけ枠板で支えられている。
3. イスラエルが国境を閉鎖しているので、トンネル
によって食料から燃料まで 必要物資すべてが
密輸される。
4. 橇にのせたり、担いだりして エジプトから
物を運ぶ。マスクは むっとするトンネル内
では役に立つ。
5. 国境の町ラファーで商品はロープで引き
揚げられ、売られる。武器も密輸されるから 
イスラエルはトンネルを破壊しようとは して
いるが、壊滅させる気はない。なぜならトンネルが
無くなると 市民は悲惨な状態になるからだ。
6. 縦坑にはロープで物を上げ下ろしする機械が
ある。電気がきていて、電話・換気装置もある。
7. イスラエル軍による爆撃のあとの修繕作業。
トンネル工事は1メーターの工事で1人、1日百ドル
になる。これはガザでは大金だ。トンネルを作る
には数万ドルかかる。金は 急進的パレスティナ
組織ハマスが出す。
8. 子牛も縦坑から来る。トンネルを通ってくる
物は高く売れる。ハマスはガザ地区へ密輸される
物すべてに関税をかける。
9. トンネルの出口・入り口はたいてい民家の
中にある。だからイスラエルの爆撃があると市民の
被害は大きくなる。全部で500~1000の出入り口が
あり、約6000人がトンネルに関わる仕事をして
生活費を稼いでいる。
  


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2009年12月21日

仮の動物園inパレスティナ・ガザ地区

下記サイトに写真9枚。
http://www.stern.de/fotografie/leben-im-gazastreifen-das-zoo-provisorium-marah-land-1521183.html

写真1. ライオンが餌を食べている。檻はみすぼらしい。
マーラー・ランド動物園は もう豪華な動物を
見せられない。1年ほど前から 動物園は崩壊
しつつある。何もかも足りない。
2. 飼育係は床の上で肉を仕分けする。いつまで
餌をやれるか、見通しは立たない。
3. 動物園にいる動物は少ない。新しい動物を
入手できる見込みはない。ガザ地区は封鎖されて
いる。非公式のトンネルによって ガザ地区は
隣の国とつながっている。トンネルは狭く、
やっと山羊が通れるくらいだ。
4. 動物のわびしい生活を少しでも楽しいものに
するために、飼育係はライオンを布取り遊びをする。
5. 普通、動物園に猫はいない。しかしガザ地区
の住民140万人にとって猫を見る機会も 少ない
ので ここには猫がいる。2009年1月に
イスラエル軍に攻撃され90%の動物は死んだ。
6. ラクダの檻に「マラーランド動物園にようこそ!」
と書かれている。
7. 猿は 子どもに辛い日常を忘れさせてくれる。
8. 少女は昼食を食べに 動物園に来た。もう2年間 
イスラエルとエジプトによる封鎖が続いていて、
気晴らしは少ない。
9.画家が ロバに縞模様と描いて シマウマにした。
子ども達は喜んでいる。
  


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2009年12月20日

レバノン風 社会扶助

Ashghalounaという施設で 寡婦が子どもと我が身を
養うことを学んでいる。他に誰も手伝って
くれないから。

ここは貧困に苦しむ未亡人のための公益組織。
中流階層の上の女性達がここで昼食を食べる。
一人のランチが25ドル。安くないが、ここに食べに
来たら 何かいいことをしているという気持ちに
なれる。
ここで働いているのは全員 それまでに職業教育を
受けなかった未亡人だ。ここが 無ければ働く場が
ないと言う人たちだ。
この施設は職業教育をして、女性に半日の職場と
健康保険を提供し、一ヶ月に最高650ドルの給料を
支払う。そのうえ 女性達は 子どもの面倒を
見る時間がもてる。

ノウラは ここの台所でなく、縫い物部屋で働く。
子供服を縫ったり、高級な手芸品を贈り物用の籠に
詰めたりする。彼女は38歳、夫を亡くして 
12年経つ。5人の子を一人で育ててきた。父は
アルツハイマーで 父の面倒も一人でみている。
職業教育を受けたことは無い。彼女の切なる願いは 
子ども達にいい職業教育を受けさせてやり、そして 
もっと良い将来を可能にさせたい、ということだ。

14人の女性がこの施設のために無償で尽力している。
ナダは そのうちの一人で、ほとんど毎日 ここに
来る。彼女の子どもは成人して、結婚している。
家にもう 重い責任はない。コーヒーを飲んで、
パーティに行って、買い物して、というのに 
もう興味も無くなった。
この施設は 自分たちで焼いたクッキーなどを
毎日 売り、刺繍作品や 子供服の売り上げも
あるので 寄付金に頼らないで、自立している。
ナダは寄付集めをしなくていいことも 気に
入っている。以前は 赤十字などで 働いたが、
その仕事は寄付集めだった。ここでは 美しい
ものを作って売れる。

ここで売る昼食も評判がいい。マグダは7年間 
ここでコックをしている。28歳で2人の息子と 
幼い娘がいる。夫に死なれ、何年も経って再婚した。
娘との時間を増やしたいので 今月末に ここの
仕事を止める。ここで身に着けたことを 生かして 
仕出屋のような仕事を 独立してしたいと思っている。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,5035769,00.html

  


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2009年12月19日

健康保険は高級な補聴器の代金も負担すべきだinドイツ

健保組合は重度聴覚障害者に質の高いデジタル
補聴器の代金を支払うべきだという判決を 
ドイツ連邦社会福祉裁判所は 言い渡した。
補聴器は障害によって引き起こされる損失を
埋め合わせるのに、充分でなければならないと
言う この決定は他の障害者グループにも 
関わる。

訴えられた健保組合は 987ユーロの補聴器の
代金を支払う意向だと 組合員に伝えた。
ほとんど聾に近い聴覚障害者は デジタル補聴器
のために さらに3073ユーロの支払いを求めた。
アナログ補聴器よりも デジタル補聴器の方が 
よく聞こえるからだ。

デジタル補聴器の費用は「直接、障害を埋め合わせる」
ものとして、健保が引き受けるべきだと 
上記の裁判所は述べた。
医療技術の水準に従って、聴力にとって 
できるだけ良い補聴器を 障害者に提供しな
ければならない。
ドイツに約250万人の補聴器利用者がいる。
提訴人は 質の高いデジタル補聴器が必要な聾に
近い人、約125000人の中の一人である。
下記サイトから抜粋:
http://www.tagesschau.de/inland/hoergeraete102.html

★ブログ管理人の蛇足:
二十年以上まえにイスラエルで 補聴器について
「日本は優れた技術を持っているのに その利用に
ついては あまり熱心でないうようだ」と言われた。
今も そのようです。
国立文楽劇場に補聴器を通して聞こえるように
する磁器ループはない。他の国立劇場にも ない
ようだ。
文楽劇場の大夫・三味線の床の直下の席だけに
磁器ループを設置するのに 安物だと数万円で
済むのでないだろうか。  


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2009年12月18日

ドイツへの移民の子・ここが故郷

三人の移民二世が ドイツで定住することについて 
どういう風に学んだかを語る。
民族融合と職業上の成功についてのインタビュー。

ドイツに来て20年たっていても まったくドイツ語を
話さない人も多い。彼らは日常生活をトルコ語で済ませる。

ある調査によると ドイツにいるトルコ系の大学卒業者
のうち40%近くは トルコに帰りたいと言っている。
42%は ドイツになじんでいると思わないと言い、
21%はトルコでは もっと速く職業上の成功が
できると思っている。

主な問題は 移民の子がドイツ人をして扱われ
ないということだ。パスポートを持っていても 
いなくても、同じだ。

移民として扱われているけれど、ここが私の古里で、
自分はドイツ人だと思っている。

民族融和がうまく行くには、教育を受けているか 
どうかに関係することが 大きい。学校を中退する
移民の子は多い。
ドイツ語を身につけるには 5年生・6年生になって
からでは 遅すぎる。幼稚園からドイツ語教育を
始めなければならない。
幼稚園教育を義務教育にすればいい。

移民二世の教育は 両親から始めなければならない。
両親がドイツ語を話さないと 難しい。

人種融合は 人間関係が うまく いけば うまく
いく。たとえば、ドイツ人の友達とパーティにいけ
たりするといい。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2009/51/C-Tuerken?page=1  


Posted by jtw at 11:54Comments(0)