2011年11月30日

サリドマイド発売停止から50年inドイツ

★11月28日にドイツのメディアを開けてみたら 幾つかのメディアに
表題の記事が でていました。下記は そのうちで もっとも短い
読みやすい(と言うことは あまり上品でない)メディアからです。
日本にも 被害者は いるのに、日本のメディアは 報じていない
ようでした。
別のブログにも同じのを貼付けました。ダブルポストです。

◎ 50年前の1961年11月27日にサリドマイドの入ったConterganと
いう睡眠剤は ドイツ市場から回収された。
サリドマイドは1957年10月10日に認可された。
遺伝学者 Widukind Leuz は 製薬会社Gruenennthalに
1961年11月15日に この薬に副作用があることを通告した。
同社は 他からも警告が寄せられていた にもかかわらず、
この睡眠剤を売り続けた。
1961年11月26日に”Welt am Sontag"が この副作用を
報道し、その日に製薬会社はConterganを市場から回収し始めた。
ドイツ・サリドマイド被害者協会によると、1962年までに
約5000人のサリドマイド被害者が生まれた。サリドマイドの
ために死産に終わった例は 何人あるか不明である。
この睡眠剤は動物実験では無害だとされた。
サリドマイドはハンセン病と癌には 今も使われている。
サリドマイド被害者への賠償は 月額100~500ユーロである。
1972年に製薬会社は 1億1400マルクを財団に支払った
。ドイツ連邦政府は1億1千万マルクを拠出した。
この薬害のために 1978年に薬の法律は 厳しくなったが、
同様の危険は今も起こりえる。
下記サイトから:
http://www.bild.de/ratgeber/gesund-fit/contergan-skandal/geschichte-pharma-skandal-21220330.bild.html

写真 by SACHI(Photost.jp)  
タグ :薬害


Posted by jtw at 08:33Comments(0)

2011年11月23日

日独交流150周年記念植樹@和歌山大学

産経新聞2011年11月23日和歌山版のトップ記事:
和歌山日独協会(樫畑直尚会長)は22日、150周年記念に
駐日ドイツ大使館から寄贈された西洋菩提樹を
和歌山大学に植樹した。
友好の証として同大使館が日本に菩提樹150本を寄贈し
そのうち2本が 同協会に贈られた。

★ブログ管理人の蛇足:
1981年に うちの会ができて 2007年に潰れるまで
初代幹事も 二代目の私も 日独協会が 当地に
あると 知りませんでした。
前の木村知事の時代に ドイツのどこかの州と和歌山県が
姉妹協定を結んで 協会も作ったそうですが 不祥事の後に
これらは なかったことに されたのかと思います。

上記の記事によると「ドイツとの学術交流が盛んで ドイツ語教育
などに力を入れている和歌山大学に 寄贈された菩提樹を植える
ことになった」そうです。
今 和歌山大学にアジア以外では アメリカとフランスの
交換留学生がいるようです。ドイツ語圏から 交換留学生が
きたことは ないようです。10年ほど前に ゲッティンゲン大学
から 交換研究者は こられました。  


Posted by jtw at 14:12Comments(0)

2011年11月13日

人が全てを失った時、社会の支えが最も大切だ@東日本大震災

東日本大震災の津波のために、あるいは 福島原発の近くに居て 
立ち退きになったために 多くの人は すべてを失った。
そのような災害が こころに どのような影響を与えるか、どういう
ふうに被災者を支えるか、お金も また支援の選択肢の一つで
ある理由は何か、について 精神病精神トラウマ学Euregio研究所の
Guido Fatten博士が インタビューに答えた:
突然すべてを失った人のショック状態は 数週間から数ヶ月、続く。
喪失と悲嘆が 長期間、処理されない場合に こころの悲嘆は 
肉体的痛みになることがある。
自然災害によるトラウマは 他人によって引き起こされたトラウマ
よりも 損傷を与える程度は 弱い。
大震災によるトラウマの経験との闘いにおいて、最重要なのが 
社会的支援・人と人との関係による支えだ。つまり 何が起きた
かを認知し、被災者にとって震災が どれほど恐ろしかったかを 
認識する他人が 存在しなければ ならない。
そばに居て 話を聞いてくれて、共感してくれる他人を 被災者は
必要とする。被災者のもつ感情を まじめに受け止めて それに
適切な反応をしなければ ならない。
被災者に情報を しばしば提供しなければ ならない。透明性が
大切だ。そういう支えが なければ、被災者は絶望的になり、嘘を
言われているのでは ないかと言う気持ちになる。恐れ・不安に
襲われる。
国からの賠償金のような お金の支払いも 二つの意味で 役に立つ。
一つには、貧しい人は 再起に際しても 多くの支障がある。
二つには 被災者の苦労を分かっているということを 示す形式と
して お金は 受け止められる。被災者のナンギを 社会は認識して
いるのだという気持ちを 他の人も分かち合っているのだと 
いうことを お金の支払いは 示す。
金額も大切だ、わずかな金額を支払われたら、受け取る人は 
真面目に思われていないと感じるだろう。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/wissen/Soziale-Unterstuetzung-ist-das-Wichtigste-article3334671.html

写真 by SACHI(Photost.jp)  


Posted by jtw at 13:38Comments(0)

2011年11月09日

猫がオーストラリアを歩いて横断3000キロ

猫のジェシーは 飼い主と一緒に南部豪州から豪州北端へ
引っ越したのに我慢ならなくて、古里へ歩いて戻った。今、
この子は弟と一緒に 故郷で暮らしている。弟は 引越しの
前に 逃げ出して、長い徒歩旅行をしなくて済んだ。
この猫は飼い主 Sheree Gale に連れられて 南部の
アデレードから 北部のダーウィンに近い農場へ引っ越した。
ところが ある日、姿を消し、15ヶ月後の今年5月に 古里に現れた。
元の家に住む住人が ジェシーの写真を飼い主に送ったところ
飼い主は ジェシーだと確認した。ゲイルさんの説明によれば 
幸い雨季だったので 飲水と食べ物があって、旅を続けられた。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/panorama/Katze-durchquert-Australien-article4717946.html
  


Posted by jtw at 18:56Comments(0)

2011年11月06日

反原発運動小史(上)

ヨアヒム・ラートカウ著 森田直子・海老根剛 訳。
月刊「みすず」みすず書房、2011年11月号 p.6~16.

ラートカウ Joachim Radkau(1943--)はドイツ内外で
環境史研究の第一人者とみなされている。
歴史的背景と40年に及ぶ反原発運動の展開を知る
ことは 日本の原発をめぐる議論に際しても、弾力的な
議論を導く一助をなると考え、訳出する。(上記 記事の解題から 抜粋)

買って読んでください。315円。

写真 by SACHI(Photost.jp)  
タグ :原発事故


Posted by jtw at 19:14Comments(0)原発事故