2009年04月21日

格安葬儀社inドイツ

格安葬祭社が繁盛している。
記者は1ヶ月間 格安葬儀社 Aaronに通った。遺族には 
実習生だと社長は紹介してくれた。

火葬代は499ユーロ。
遺体を病院から運び、棺か骨壷かに入れ、埋葬する仕事だ。
記者は なぜ格安葬儀社を客が選ぶのかを知りたかった。
お金に困っているのか、冷淡・無関心なためか?

ドイツでは今はもう人が死んでも 棺、墓、死者を追悼する
御馳走が 必ずしも あるわけでない。死んでも墓の
ない人が増えている。ベルリンでは ほとんど半分の人が
無名で埋葬される(墓は無い)。そういう人はこの
15年に倍になった。

記者の実習の二日目は 夜3時に始まった。Aaron社は
全国に客がいる。多くの客はネットで知って 問い合わせ
てくる。夕方には3人の遺体を乗せてベルリンに戻る。
そのうち2人は火葬にする。1日で約1500キロ走る。
普通は長距離も一人で運転していく。1週間に12の
遺体を納棺する。
一緒に行った社員は東独で 駆虫業のための教育を
受け、それから消毒業者として修行した。その後 
長年 軍隊にいた。
葬儀屋は大事なことをしている感じがするので 
いい仕事だと彼は思っている。「子どもさんが死んだ
時は同僚に頼んで一緒に行ってもらう。一人では
耐えられない」。
遺体を清め、着せ替え、化粧するのは 親族のために
するので、死んだ人のためではない。

ベルリンから50キロ離れた所に 民営火葬場があり、
格安葬儀社や家族経営の葬儀屋が来る。
Aaron社の基本料金499ユーロはベルリンで死んだ人
の場合であり、遠くの人には運送料がかかる。

ベルリンの他の葬儀社に墓地の使用料なしの 
火葬料金を尋ねたら 700~1980ユーロだった。
ドイツで1年に80万人が死に、5000の葬儀屋が競争して
いる。1社 平均160の葬式を1年にしていることになる。
格安葬儀社は ドイツ葬祭連盟に加入していない。

ある寒い朝 ベルリンの墓地の礼拝堂に 13人の人が 
60歳代の女性に別れを告げた。スーツを着た人 
何人かは葬儀社の社員だった。家族は お金はないが、
葬式は出した。花はめいめい持ち寄り、音楽を流す
CDプレーヤーも持ってきた。威厳が無いというわけでなく、
ただ安く済ませた。

骨壷を入れる穴は 40x40センチの土地をベルリン市
から20年借りる。その料金は1849ユーロ。

2月の初めの土曜日 記者の出張の最後は スイス
だった。車には25の金属製骨壷が積まれている。
スイスでは骨を撒き散らすのが 許されている。
スイスの森に散骨したいという人は多い。木の下に撒くと 
100ユーロで済む。葬儀社はスイスの森林所有者と
提携している。

ドイツの葬儀一式の 平均的な値段は7000ユーロだ。

尊厳は金で量れないと 旅の終わりに記者は知った。
スイスの森で24人の灰が撒かれた。森の凍った
土地に灰色の跡が残った。2-3日して 氷や雪が解け
たら 灰も消える。別れを告げに来る人も無い。
遺体の灰をプレスして ダイヤモンドにするのに1
万ユーロかかる。葬儀社の社員は 自分が死んだら 
そうしたい、妻が指輪にしてくれるだろうと 言った。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2009/17/Billigbestatter






この記事へのコメント
やはり、この不況、 少しでも、安いほうが。
Posted by ぬんちゃん at 2009年04月21日 19:30
初めまして、ドイツ在住のマリナです。

ドイツのお墓事情を検索して、ここにたどり着きました。
旧東ドイツでは火葬が多いようですね。

日本のお葬式と違うのは、やはり宗教の違いからくるの
でしょうか?ご遺体に対する考え方が大分違うような
気がします。

お値段のこと、とても参考になりました。

私のブログにこのページのリンクを貼らせて頂きました。
事後承諾ですみませんが、宜しくご了承お願いいたします。

http://marina5050.at.webry.info/200912/article_5.html
Posted by マリナ at 2009年12月10日 02:04
マリナさま コメント有難うございます。
ドイツにいる日本人さんが お葬式の値段について
検索して このブログに来てくれるとは
思いませんでした。ただ 惚け防止に書いてますけど
まれに他人様の役にたつことも ある?
Posted by jtwjtw at 2009年12月11日 06:50
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