2007年08月31日

臨時教師@ケルンの小学校・困難校で疲労困憊

Angela Furtkamp 33歳は 大学でドイツ語を専攻し ずっと 
子どものTV放送の分野で働いてきたが、幼い娘のために 
決まった労働時間の方が いいと思って 小学校の臨時教師になった。

求人ホットラインで 代理教師になるのに 必要なのは 大学卒の
資格だけ と言われた。紹介された 学校は 「いつから 来られますか」
と言った。2週間後から 働き始めた。学校から 授業内容について 
何の説明も されなかった。
4年生のクラスで 週に20時間 4週間働いた。
科目は 数学 ドイツ語 一般社会(生物・地理・歴史・性教育などを
含む科目)体育 芸術。
1日4時間 授業して 疲れ果てた。
27人の子どもの うち 16人は外国人、一人は 軽い自閉症、
もう一人は 注意欠陥多動症候群。
小学校教育についての専門教育を受けていない人は 
こういう学校で 教えられるものでないし、学校から 
臨時教師に指導がないのも おかしい。

そのあと 3年生のクラスを教えた。
24人の子どもがいて、トルコ人 ロシア人 アルバニア人 
イタリア人の子もいた。短い文章を 作る練習を してみたら 
全員 どこかで 間違えていた。どう考えても 分からない文を 
書く子もいた。
3日目に 授業は 愚行でないかと 思うに至った。
教室は 騒がしい。5-10人は 宿題をしてこない。教科書を 机の上に 
出さない。ノートは 忘れる。「静かにせ~」と怒鳴るのは いけないと 
知りながら しばしば 怒鳴った。
子どもが お互いに 助け合って学習するとか 
一人で学習内容を理解するとかは ここでは 不可能だ。
自力で 勉強する状況にはない。優れた子には あまり 勉強を 
求められない。そういう子は ただ 放っておかれる。
トルコ系の子は 3年生でも ほとんど ドイツ語を書けない。
休憩時間に 殴り合いが 始まる。同僚の 助言によれば 
こういう時に 喧嘩を止めに入っては 自分が怪我を するので 
他の子に 止めさせろ ということだ。
問題の多い地区にある小学校が どんなものか よく分かった。
子どもが 遅刻するのは 親が寝ているからだ。親が あまり教育を 
うけていない、金がない、向上心もない となると 子どもは 自力で 
やっていくことになる。しかし 自力では ほとんど うまく行く 
見込みはない。
一人は テンカンだった。一人の女の子は 数ヶ月前に 
繰り返し乱暴されて 治療を受けていた。もう一人は 3日に一度は 
食べるものが なくて おなかが すいたと 言う。もし その子に 
休憩の時に パンを あげたら 毎朝 休憩の時に 5人の腹ペコの子に 
パンを 持って来ないといけなくなる。(ドイツの小学校は 昼まで。
授業の途中 休憩時間は 朝ごはんの 時間)
ある子の 父親が 学校へ来て 子どもに 清潔な服を着せて
やれないから もう 学校へ 行かせられないと 言う。
翌朝 その子は 親の服を 着て 学校へ 来た。

6週間 頑張った。最善の知識と 道徳意識を 伝えようと 努力した。
なぜ 資格のない私を 困難校へ 送ったのか? 
教育学の基礎のない人は そういう学校で 教えることについて 
責任を負えない。現場で 見たのは 新しい下層階級・子どもの貧困・
子どもを放任して荒れさせること などで ある。
こういう校区に 時間と労力を 投入しなければならない。
そうでないと 子どもに 将来 チャンスは ない。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/spiegel/0,1518,502245,00.html
  


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2007年08月30日

野原ハムスターを引越しさせる

Wuerzburg近郊の国道沿いに 市場が建てられるので 
そこの保護されている野原ハムスターを 引越しさせることになった。
8人が 引越し作業にあたる。ハムスターは夜行性なので 
毎晩 2交代制で。
巣穴の入り口に しかけた籠に リンゴと胡瓜を 入れ 
ハムスターを おびき寄せる。
この野原に 何匹のハムスターがいるか 分からない。
新しい住処は 1キロ離れた 小麦畑で 11ヘクタール。
(1haは 1万平方メーター、約300坪。11haは3万3千坪)
引越し経費は 50万ユーロ。(1ユーロは 155円だから
7550万円)
費用のほとんどは 移転先の畑の 補償費として 農家へ 
払われる。ハムスターの移住経費は わずか15000ユーロ。
この会社は 今までに 1年に 四つのハムスター引越し事業をしてきた。

★ 記事にある写真で 見ると 日本で売っている 普通のハムスター
のようです。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/845206.html
  


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2007年08月29日

オリンピックin中国・人権抑圧は改善されているか

天安門広場で 8月8日に 130人が オリンピックまで 後1年
という時期を 祝って 公式歌を 歌った。この歌は 「準備ができている」
という歌詞だが、国際的人権グループは そうは 思っていない。

アムネスティ インターナショナル、人権監視(HRW),国境なき記者団(RSF)は 
オリンピックまで あと1年になった この機会に世界で人口の一番多い 
この国の 人権の酷さに 注意を向けている。
これらの組織の 報告によると 中国当局は オリンピックの準備期間に 
反対派の口を封じるために 自宅監禁を 使うことが 多くなった。
少数民族や宗教的少数派は 抑圧されている。受刑者は虐待されている。
人権組織は 言論の自由・メディアの自由を 重視している。しかし 
率直さ・開放性に 好転は みられない。
数百の ウェブサイトは 政治的理由で 閲覧を阻止されている。
ジャーナリストや 体制批判者は 刑務所に入れられている。

オリンピック開催に あたって 中国は イメージを これ以上 
悪くしないように 自国の人権に ついての 批評を受け入れるように 
なるだろう。
数百の 政治的受刑者は 世界中からの 持続的支援が必要だ。
そして もっと大事なのは 中国全土で 問題の起きている実地で 
人権を 要求している 数千の人々である。彼らが 無能な行政や 
収賄する役人を 法廷へ 引き出したいと 願っている。
人権組織は このような人々を 助けなければならない。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2727576,00.html
  


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2007年08月28日

南部タイへドイツから交換留学生として滞在中の高校生

Jarvves Drechsler(18歳)は 古里Rollwitzを 離れて 
南部タイのHat Yai市の高校生になった。
そこは 危機の中心地であり、3ヶ月後に 爆弾によるイスラム
分離主義者の 攻撃が あるとは 留学決定の時に 
思ってもいなかった。
南部タイで 分離主義者は 爆弾テロを している。
隣の Pattani/Yala/Narathiwatの 諸県では 人口の1/5が 
イスラム教徒で、彼らは 独自の国を 分離して造ることを 
要求している。仏教徒と 対立関係にある。
高校の授業が 反乱のために 休みになっても、
ホームステイ先の家族は 平然としていた。そのうち 状況は 落ち着いた。

下記サイトから:
そのサイトの 一番下に カナダ・イタリア・タイへ ドイツから
行っている交換留学生の 記事が六つ でています。
自動翻訳ソフトで 読んでみてください。
http://www.spiegel.de/schulspiegel/ausland/0,1518,500483,00.html

★ 県立高校へも ドイツ語圏から 何人か 高校生が 
来ているだろうと 思います。
  


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2007年08月27日

山林監視員は見張り台で見知らぬ女と鉢合わせした@チェコ

チェコのプラハの新聞によると Boehmerwaldの山林監視員が
金曜の夜 見張り台に 登ったら そこに 女性が寝ていた。
監視員は 女性に立ち退くように言ったが 彼女は既に何度も 
そこに 泊まっていて 慣習法により 泊まる権利があると主張した。
監視員は 力ずくで 見張り台を 確保しようとすると、
彼女は67歳の監視員を 丸太で殴り倒した。
彼は 入院した。
彼女は 33歳で 近くの墓地の駐車場で 職業活動をする
性労働者だと 言うことが分かった。彼女は 8年の刑に服する
と思われる。

下記サイトから:
そのサイトの下の方の 写真をクリックすると 次々に写真が出てきます。
世界各国のこの分野の 女性労働者について 短い解説も 
ついています。自動翻訳ソフトで 読んでください。
これらは 「世界娼婦の日」を記念する写真集だそうです。

写真は 普通のです、18禁ので ない。
http://www.n-tv.de/843831.html
  


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2007年08月26日

臭いガスでホームレスを追い払う計画@フランス

パリの北西にある Argenteuilで 悪臭を放ち 健康にも
害を及ぼすかも知れないガスを 使って 市長は ホームレスを 
市に中心部から 追い立てる方針だ。
市の職員は 悪臭ガス投入を 拒否すると言っている。
職員の一人は 「ネズミを駆除するのは いいが、ホームレス相手
では したくない。ガスの容器にも 吸うべからずと 書いてある」と言う。
製造会社は この製品は 危険でないと 抗議している。
このガスの臭いは 2-3週間消えない。普通は 橋や 危険な場所に 
スプレーして 人間が近づかないようにするものだ。
公共の場に テントを張って 住んでいる人を 追い出すために 
作られたものでは ない。
下記サイトから:
http://www.n-tv.de/843664.html
  


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2007年08月25日

アクセス一時的異常増加

22,23日に このblogにしては 信じにくい程アクセスが増えました。
中国の環境汚染の カキコミについて gigazineという 
サイトが このblogを 紹介してくれた ための ようです。
gigazineさんは 環境汚染に 関心があった ダライラマの
ドイツ訪問には 興味ないみたいです。
  


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2007年08月24日

中国製品の安全基準。安くすると質は落ちる。

中国製品の評判は センセーショナルな欠陥製品回収
によって地に落ちた。
この記事は ハンブルクの上海事務所 代表者とのインタビュー:
消費財について たとえば オモチャは 実際 安全性に問題がある。
この何年かの間 中国では 品質基準を 国際水準にまで 
高めるために 大きな努力が されてきた。
2003年に 製品の安全性基準の わずか40%が 国際基準に 
対応していた。2010年までに 国際基準に基づいて 
製品の安全システムを構築する予定だ。
しかし 様々な役所が かかわるので 「管轄の争い・奪い合い」
という基本的な 問題がある。そのうえ 贈収賄も問題だ。
この二つの困難のもとに 安全性向上の戦略を 展開しなければ
ならない。この面で 外国からの援助が 求められる。
記者の質問:商品が 国内の店に 並んでいるのに なぜ 
輸出されてから 商品の質の問題が でるのか?
答え(にも ならない 苦しい~):輸出の時にも 港で検査は 
するが、抜き取り検査だ。ここでも 既述の 役所の縄張り争い・
管轄の重なり合いと 贈収賄の 問題がある。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/aktuell/meldungen/0,1185,OID7327838_TYP6_THE_NAV_REF1_BAB,00.html

  


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2007年08月23日

ドイツ女性・北朝鮮へ去った夫と46年ぶり再会へ

韓国赤十字が 70歳のドイツ女性 Renate Hongの夫
(北朝鮮にいる)を 見つけてくれた と  22日水曜日に 
Renateは 語った。
彼女のことが 去年 公になってから 韓国赤十字は 彼女のために
尽力してきた。
彼女は 2-3ヶ月前に 夫の所在を知った。

夫婦は 1960年 東ドイツで結婚した。その1年後 夫 
Hong Ok Geunは 北朝鮮政府の 命令で 古里 ピョンヤンへ
帰った。
夫婦には 2人の息子がいる。妻は Jena大学の 学生だった時に 
化学の留学生だった夫と 知り合った。北朝鮮が すべての留学生を  
本国へ帰らせた のは 西ドイツへ 逃亡することを 心配した 
ためであった ようだ。
別れてから 2年間 夫は 妻に 50以上の手紙を書いた。その後
手紙は 途絶えた。妻が夫に 書いた手紙は 戻ってきた。

韓国 大統領 Roo Moo Hyunに 夫との再会を援助でしてほしいと
依頼すると 彼女は 述べた。大統領は 10月に 北朝鮮の主席
金 Jong Ilに 会う予定である。

下記サイトから:
http://www.faz.net/s/Rub867BF88948594D80AD8AB4E72C5626ED/Doc~EA5E2F599BA6549B188EEFC7D5C5137DF~ATpl~Ecommon~Scontent.html
  


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2007年08月22日

強制結婚から逃げた女性を保護し教育する@ベニン国inアフリカ

西アフリカのベニンでは 多くの若い女性は まったく見ず知らずの男と 
無理やり結婚させられる という心配をしなければならない。
取る物も取り敢えず 逃げ出した女性を 修道女 
Maria-Reginaは 寮に受け入れる。

経済的首都Contonouから30キロ離れた所に 丸木舟で 
行くしかない場所に修道女は 1986年に定住した。20年以上 
彼女は 避難場所 Maia Gorette センターを 強制的に
結婚させられた女性のために 開いている。
18歳以下の多くの女性が 強制的に結婚させられている。
彼女たちは 上記のセンターに保護され 家政の管理の教育を
受け より良い再出発をめざす。
センターに入っている女性は 12-18歳。
センターへ来ると まず 役所は 娘と向き合ってくれと 
親に要請する。親との対決が失敗したり 家庭で 女性の安全を 
保証されない場合は 役所の承諾を得て 女性は 寮に入る。
寮に入って 4年の教育課程がある。1年目に 保健・家族計画・
家政を習い、その後 理髪美容・仕立て・機織の 職業教育を受ける。
地元の言語で だけでなく、フランス語でも 読み書きを習う。
フランス語は ベニンの役所で使う言葉であるが、大半の若い女性は 
フランス語を 使いこなせない。たいてい 小学校へも行っていない。
日常のことがら(洗濯やお客さんの接待 挨拶など)も フランス語で 
習う。(ここまで せんでも ええのにと 思う)
逃げてくる女性を 追い返せないから 入所者は 定員を超えている。
女性が親との関係をふたたび 作れたら 女性の教育は 
うまくいったことになる。親が 娘との接触を 受け入れ なんとか 
和解するように 修道女は 親を説得する。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2745074,00.html

★ 日本で ほんの40年前に 「結婚は 他の付き合いと 
違って 一生続く。だから 最初に 思い切り カマしておくと 
一生 ラクできる」と 
結婚する部下に 説教する上司も いた。
今の ベニンと 大きく 違っていたわけで なさそう。
  


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2007年08月21日

外国旅行する人は現地の人の生活に関心をもって

ドイツ人で外国へ行く人は 旅先の人々の難問に 関心をもって
いないと 人権委員 Guenter Nookeは 嘆いている。
休暇先の国の 人権に関心を持つように 訴えている。
旅人は 休暇施設の 塀の向こうを 見るべきだ。
海岸とヤシの木立の 向こうでは 人々が 権利を享受して
いないと いう場合もある。
たとえば エジプトでは 宗教活動は 制限されている。
名誉のために身内の女性を殺すことは厳しく 訴追されない。
トルコでは 言論の自由は 制限されている。
キューバでは 市民権は あまり無く、多くの政治犯が 
刑務所に入れられている。
ケニア・インドネシア・タイでも 人権が 充分に 
守られているとは 言えない。
Nookeは 旅行業界に反対しているのではない。
旅行者に 自覚をもって ほしいだけである。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/,ra4m3/kultur/artikel/707/128496/

★中国や 日本のことが この記事に出てこないのは 
ドイツから休暇で 来る人が すくないから でしょうか。
日本人の休暇のように 2泊3日くらいで 短いと 
相手先の事情まで 気にしている余裕もないです。
  


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2007年08月20日

山ゴリラ・ジャングルで虐殺される@コンゴ

7月末にコンゴ民主共和国の Virunga国立公園で 山ゴリラ4頭が 
虐殺された。ゴリラの保護のために働く森林監視員も脅迫されている。
ジャングルのシンボル 体重270キロの雄の山ゴリラの 遺骸は
木の棒に 結わえられ10人以上の人が 担いで 谷へ降ろした。
担ぐ村人は裸足、シャツは長い道のりの間に 破れ ズボンも汚れていた。
前日 見つかった3頭の雌ゴリラの そばに 彼の遺体は降ろされた。
これは 1月以来7回目の虐殺で、過去25年で最悪のゴリラ虐殺だった。
コンゴでは 過去10年に4百万人が 戦争で命を落とした。
急進的なフツ族は 1994年に ルアンダのツチ族を虐殺した後 
この国立公園に移住した。3年前には 8000人のルアンダ人が
放牧地を求めて 国境を超え この公園へ入った。彼らは ゴリラの住む
森を切り開いた。離反したコンゴの将軍を 信奉する ツチ族の軍隊も 
今年 この公園へ入った。
(管理人の蛇足:両族 入り乱れ 何が 何やら 分からない)
公園の周りに 多くの人が 移住してきて 人々は薪を得るために
木を切る。移住者だけでなく 木炭商人の やくざ屋さんも 木を切り始めた。

木の伐採を止めなければ ゴリラの生息地は 数年で無くなる。
山ゴリラは 世界中で700頭しかいないのに この数ヶ月に 
多くが殺された。
森林監視員の一人 Paulin Ngoboboは この公園で ゴリラの
保護の仕事をしている。blogも かいている。
彼が 暴行された直後に 雌ゴリラが 撃ち殺されたことも あった。
ゴリラ虐殺は 保護活動を止めよという脅しである。
彼は その後 逮捕され 過失だとして起訴された。
不条理極まりない。彼を逮捕することは ゴリラ密猟者の計画に 
最初から 入っていたものだと 彼の支援者は 思っている。
森林監視員は この公園から 利益を得ているグループには 
入っていないのだ。
1994年から 森林監視員 約120人が殺された。
ゴリラの生息地で 反乱軍8000人が 政府と 対立している。
この地は 政治的に極めて不安定である。

殺された巨大な雄ゴリラは 発見時に 一つの腕を 伸ばし 
もう一つの腕は 胸の上に 置かれていた。死の瞬間に 彼は 
胸を叩いていたのだろうと 思われた。
この雄ゴリラと雌ゴリラ3頭を 殺戮の場所から 谷間へ 
担ぎ降ろしたのは 数百人の村人だった。村人は せめてもの
回向に 雌ゴリラの 顔や 身体の一部を 大きい木の葉で 
覆うのだった。
検死の後 4頭は 埋葬された。今までに 殺されたゴリラも 
そこに眠っている。
下記サイトから: 9枚の写真も 見られます。殺された4頭、
それを担ぐ人々、生きているゴリラ家族の 写真など。
http://www.stern.de/wissenschaft/natur/:Berggorillas-Tod-Dschungel/594792.html
  


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2007年08月19日

インドの治水/巨大ダム建設か局地的治水か

インドで 巨大ダムと運河網の建設によって 水を確保し、
水が多すぎることを 無くすという計画がある。
しかし 反対論者は この大工事は 大災害を生むと
警告している。
モンスーンは 地域によって 恵みをもたらすが、
ごく僅かの降雨しか ない 地域もある。
大半の河川と湖は 汚染されていて その水は 利用できない。
そのため 至る所で 地下水脈が利用される。減少する 
地下水について争いが 頻発している。
将来 増える人口のための 食糧生産のために さらに 
水の需要は 増える。その対策として 河川を網状につなぐ 
巨大な治水工事が 計画された。
大きいダムを造り ヒマラヤの水を 制御し 運河を通して 
千キロ離れた南部へ 導くという計画である。洪水になる水を 
貯水池に留め それを 運河で 旱魃地域へ 送る。
このプロジェクトによると 今の25%以上の水が 利用できるようになる。
反対論者は 河川を網状につなぐと 災害が起きると 
警告している。それは 河川を破壊し 森林と耕地を 壊滅させる。
ダムの下流では 水不足になり 土地の塩分が多くなり 
有害物質が 河川水に濃縮され 生物的種の多様性が 損なわれる。

この100年に インドで 4291の大きいダムが 造られた。
その灌漑システムは 穀物生産を増やし 食糧自給に役立った。
しかし その結果 4千万人が 家を離れたし、 河川の
生態学的均衡が 乱された。
巨大ダムの建築に 替わる選択肢として 局地的・伝統的治水
システムがある。村の池を手入れすることによっても、
旱魃の被害を減らせる。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2732818,00.html
  


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2007年08月18日

絵本・海底にある学校の物語/ドナルドソンとシェフラーの

Julia Donaldson 画家 と Axel Scheffler 文筆家の 共著で
2007年にドイツ語訳が出たという 元は 英語の絵本について 
下記サイトに 紹介されています。2-3の絵も 見ることできます。
海底にある学校の物語。
生徒には うさぎ魚や 竜サカナなどが いて、蛸と戦ったりするらしい。
人魚の姿をした水の精や アザラシも 現れる。
楽しそうな話です。
ドイツ語の書名は Flunkerfisch.
しかし 辞書に Flunker が でていなくて 何だか 不明。
元の英語版を 検索エンジンで捜したのですが 辿りつけませんでした。
下記の2行目のサイトは Juriaさんの 公式サイトです。そこにも 
出ていないのか 見つけられなかったのか どちらか?

http://www.faz.net/s/RubE6BAC0D6D45F4CB6B5F1073FB777F635/Doc~E551254EDAD8B4D54A3172DBE94DD9536~ATpl~Ecommon~Scontent.html

http://www.juliadonaldson.co.uk/picturebooks.htm
  


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2007年08月17日

スワジランドの悲惨/飢餓・旱魃・エイズ

スワジランド王国は 最も小さい独立国の一つ。
今 旱魃の大災害に 襲われている。
約100万人の住人は 国際的援助を必要としている。
その上 約20万人(人口の1/5)はエイズ ウイルスに感染している。
数十万人の人々に 飢餓・病気・困窮が迫っている。
人命救助の手段を できるだけ 早く導入しなければならない。
国連の見積もりでは 今後 数ヶ月に 約1600万ドルが 
旱魃のための援助に必要である。

この記事の下の方に 虐待されるアフリカについての写真5枚が 
でていて、それを クリックしていくと 写真・グラフ・地図など
20枚ほどを 見ることができる。
写真は 子ども兵士、エイズの子どもなども。
写真やグラフには それぞれ 2-3行の説明が ついています。
それらは 自動翻訳無料ソフトを 使って 読んでください。

下記サイトから:
http://www.n-tv.de/831025.html

★ 5人に一人が エイズウイルスに 感染していると
家族に 一人は いるでしょうし、王様の一族にも 感染者が
いるでしょう。えらいことです。
  


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2007年08月16日

8月13日1961年ベルリンの壁・建築開始

壁が建てられて46年、壁が壊されて18年たった。
ベルリンの物見の塔に登ると 展示があり 壁建築当時の 
映画・写真・音響記録を 知ることができる。
ベルリンに来る旅人の 多くは 壁があまりにも 残っていないのに 
驚き、壁の痕跡を 求めて 町中を捜したりする。
1989年に 壁が壊され ドイツの戦後史の 
苦痛に満ちた時代は 今は 遠いものになった。
東西ベルリンが 一緒になれた 喜びは 大きかったので、
壁の名残の残っている場所は 少ない。ただ 昔 壁があった
という標識が あちこちに あるだけだ。
壁のコンクリートと有刺鉄線が大事である だけでなく,
壁の歴史を認識することも大事である。
そこで ベルリン州政府は ベルナウ通りにある 人気の高い
「記念の場」を 改装することを 決議した。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2734002,00.html

  


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2007年08月15日

中国環境保護家を3年の刑に。汚染された湖の浄化を訴え

環境保護活動家 Wu Lihongは 疑わしい裁判で 
3年の拘留刑に処すという判決が 下された。
中国の専制政治は ここでも 確認されることになった。
有罪の理由は 環境保護に尽力したということであり、
こんな アホな裁判が あろうか?
南中国の Jiansuで 裁判は6時間続いた。
工場を恐喝したと言う言いがかりで 39歳の Woは
3年間刑務所に 入れられる。彼は4月14日に拘留状なしに 
住処から連れ去られた。
15年前からタイ湖の汚染に 反対して戦ってきた。
タイ湖は 中国第3位の大きな湖である。
多くの工場が排水をタイ湖に流してきた。
Wuの居住地 Yixing市が 事もあろうに 「環境モデル都市」
として 選ばれることに 中央政府に 抗議するために 
北京へ 出かける直前に 彼は逮捕された。
Yixing市の 役人が 環境保護局の監視員たちに 
目潰しをくれて、ごまかして いるということを 彼は証明したかった
のだが、当局に言い分では 彼は 環境問題を持ち出して 
工場を恐喝していると言うのだ。
5月下旬に タイ湖の水質は 凄まじく 汚染され 湖沿いの住人
百万人への 水道水の供給が 幾日もの間 停止された。
その結果 行政は ついに 揚子江の水を タイ湖に 導入した。そして
最悪の汚物排出を 工場に止めさせるということを 予告した。
これは Wuが要求してきたことである。
8月14日の下記サイトから:(緑色の水を湛える湖の写真も出てます)
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2737315,00.html
  


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2007年08月14日

アンコールワットの周りのジャングルに首都の廃墟を発見

アンコールワットの周辺の集落を 徒歩で調査し、飛行機や衛星をも
使って調べた結果、滅亡した構造物を 広い範囲に発見した。
工業発生以前では おそらく 世界最大の都市だったと考えられる。
アンコールというと アンコールワットを思い浮かべる人が 多いが、
実際は複雑に組み合わされた都市のネットワークだった ことが分かった。
戦争のために 人々が アンコールのどこで どう生活していたか 
知ることが できなかった。
シドニー大学のDamian Evansと 彼のチームは 90年代の 
恐怖政治が 終わってから 調査を始めた。
アンコールワットのある地域は 1000平方キロ以上の平野をもつ
都市だった。
ニューヨーク市は焼く1200平方キロ、ベルリンは900平方キロである。
「大アンコールワットproject(GAP)」はオーストラリア・カンボジア・
フランスの学者から成っている。今 9世紀から16世紀の間の
アンコールが 水の都であったという仮設に取り組んでいる。
フランスの学者Bernard-Phillippe Groslier によると、アンコールは 
複雑な灌漑システムのお陰で 100万人以上の人口を支えることができた。
河・運河・人造湖から成る 灌漑システムにより クメール人は 
1年に何回も 稲を収穫できた。それが 生み出す富は 
アンコールワットの寺院建築にも使われた。
GAPの研究者は 超軽量飛行機や NASAのレーダー衛星を使って 
測量した結果 1000の人造湖と 少なくとも74の 知られていなかった
寺院を発見できた。
しかし この都市は あまりにも 環境を酷使・搾取したので
 脆弱な体質をもつことになった:田を作るのに 広い森が切り開かれ 
上流地域の土地は 疲弊し 侵食され 人口だけが増えていった。
自然災害が 多発し 戦争を 引き起こすことにも なった。
今後 調査隊は 発掘・花粉分析を して 調査を進める。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/wissenschaft/mensch/0,1518,499650,00.html
  


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2007年08月13日

トラウマ:魂が絶え間なく痛む時

暴力をふるう親は しばしば 子どもの頃 虐待されていた。
トラウマの専門家が 記者に 暴力の連鎖を どうやって 断ち切るかを説明する。

ミュンヘン大学に ドクトルvon Hannerschenの 子ども病院・心身症相談所がある。
所長 Karl Heinz Brisch は トラウマをうけた子どもの専門家で、その著書
「愛着障碍(精神的結びつきの障碍)、理論から治療へ」は 多くの言語に
翻訳された ベストセラー。

普通 子どもは 精神的な結びつきのある人が そばに居てくれて、保護され
安心している。
ところが たとえば 誘拐されたら 頼る人は いない。肉体的・精神的興奮が
持続すると ストレスと危険のために 血液中のホルモンが 長時間 高い
濃度になる。
家庭内の虐待の場合も 同様に 肉体も精神も 休まる時がなくなる。
こうなると 子どもは 常時 不安な状態が 続いたり、パニックの発作に
襲われたりする。絶えられない事を 感じないで済むように 身体は 感情の
認知を遮断する。この状態を「解離」という。
あるいは 子どもは 悪夢に 襲われると ベッドで震えが 止まらなくなり
寝付けなくなる。こういうことを フラッシュバックという。
フラッシュバックでは 子どもの生命が 脅かされるような経験を した
ことについての イメージが 子どもを包囲してしまう。そのようなイメージ・
映像を 子どもは 「解離」によってしか 捨てられない。解離の代償として
不安・恐怖・喜び・思いやり・慰めも 感じられないようになる。

虐待される子どもだけでなく、事故にあった子や 親を交通事故で失った
子どもも 同様に 問題である。
もっと 多くの子どもが こどもと家族のトラウマ診療部に 入院して
治療を受けられるように なることが 望まれる。
ミュンヘン大学 小児科の教授だったBenjaminは 80年前に 子どもの
サナトリウムを作った。そこで 当時 すでにトラウマをもつ子どもを
心理療法と 治療教育学の方法で 治療した。

虐待される子を 親から 離しても 親が第二子 第三子を産む。だから
予防プロジェクトが 必要になり、妊娠20週以後の 親を対象に「親の
教育・予防プロジェクト」を提供している。この目的は 親と子の間の
結びつき・愛着を 育てることだ。子どもの頃 暴力に会った親が
暴力の連鎖を 断ち切って 子どもを 虐待しないように するのが
目標である。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/gesundheit/artikel/934/127729/
  


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2007年08月12日

オーデル河の対岸の隣人ポーランド

国境を越えて ドイツ側に来るポーランド人は 増えている。
それは 両国人にとって 同じように利益になっている。
ポーランド側の Stettin市と ドイツ側の Pasewalk市は 
20キロしか 離れていない。
EUが 東欧へ拡大してから この国境の町に 数百人の
ポーランド人が 移住してきて、 看護の分野で働いたり
小さい小売業を始めたりしている。
この町で 自動車製造業の下請けを始めた ポーランド人も
いる。ドイツの方が 産業基盤は いいし 安い。ポーランド
では 専門的技能を持った人が 足りない。ドイツで補助金を
得て 失業者を雇い 教育すればいい。輸出するにも 「ドイツ製」
の方が いい値段で 売れる。
1990年の東西ドイツ合併 以来 この地域から 人口の
1/4が 流出した。職業教育を受けた 若い人は 旧西独へ
行ってしまった。それで この地域に専門職の人が 足りなく
なっている。
ポーランド側の Stettin市では ドイツ国境地域へ 移住
する人が 増えていることに ついて 心配していない。
いずれ そのうちに 多くの人が 大都市 Stettinへ 
戻って来るだろうと 楽観している。
ドイツ側の 人も 心配していない。
ドイツ側では 多くの若い女性が 流出し、100人の男に
74人の 女しか いない。Stettinでは 男女比は この
逆になっている。だから 協調してやっていける。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2732610,00.html
  


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