2012年08月08日

文楽・千秋楽/曽根崎心中・切符完売

きのう 国立文楽劇場 夏の文楽 公演 千秋楽の夜の部、
曽根崎心中に 韓国・ベトナムの留学生と一緒に 行ってきました。
昨日 正午ころには 切符が10枚以上 残っていたのに
開演 2時間まえに 補助席も売り切れた ということです。
東京での 文楽公演は たいてい切符が売り切れると言う話
ですが 大阪での 文楽 公演は この40年近く 貸切の時は 
別にして 当日 劇場へ行って売り切れで 入れないと いう
ことは なかったです。
文楽に とって めでたいこと でした。
大阪で 文楽の切符が 売り切れるようになるとは ガラ空きの 
朝日座の時代を 知っているので 夢のようです。長生きは 
するものだと 思いました。

留学生ともう一人(日本人)の切符は 予約していたので
良かったですが 私は いつもの ように 当日 買うつもり
だったので 入れませんでした。私と同じような方が 窓口で
なんとか あと一人 いれて くれ~と頼んでいました。目立たない
ように「通路に しゃがんでいたら 入っていい」とは 言えない
らしくて そのオバサンも ついに 入れず、昔の文楽が
どれほど 良かったかと 私と共に 口説きたて 口説きたて 
一時間ほど 劇場のベンチで 過ごしました。
  


Posted by jtw at 08:20Comments(0)文楽

2012年08月03日

文楽・橋下大阪市長への反論

赤川次郎、”吉田秀和さんの言葉”月刊「図書」2012年8月号 
32~34p.から抜粋:

「補助金がなければやっていけないものはなくなってもいい」と
いうのが主張のようだが、クラシック音楽も文楽も何百年の
歴史を持っている。今、もてはやされているAKB48にいくら客が
入っても、何百年もの間に、ベートーヴェンや近松を愛した客に
比べれば、わずかなものである。
一国の文化の水準は「長く愛され続けるもの」をどれだけ大切に
するかで決まるのだ。
イタリアにはオペラが、フランスにはコメディ・フーフンセーズの演劇が、
イギリスにはシェークスピアがある。
そして大阪には文楽という「宝物」があるのだ。大阪に生まれ、
大阪で育った文楽を大阪が潰すとしたら、文化国家日本などと
胸を張ってはいられない。
大阪がお笑いタレントだけの町になってもいいのか。

★管理人の蛇足:
大阪の落語家さんの多くは 若い頃に浄瑠璃の稽古をしてもらっています。
40年近く前に 津大夫さんを聞いたのが 初めで、生命ながらえ、 
お陰様で 津大夫さんの お弟子さんの津駒大夫さん・津国大夫さんを
楽しみにしています。
英大夫さんには 留学生を案内していただき、祖父の取引先が昭和の
初めに使った見台を形見分けに引き取っていただき 舞台で時々 
使っていただいて 忝いです。英さんが 若大夫さんを襲名される
まで 私の寿命も持ちそうな気配がしまして これも有り難いです。
英さんのお弟子さんに 希大夫さんと亘大夫さんが おられまして 
ご両人の芸も楽しみです。
「長く愛され続けるもの」は このように 代々 つづくもののようです。
AKB48の お弟子さん方が 40年後に おられるのか どうか。
  


Posted by jtw at 21:45Comments(0)文楽

2012年05月18日

特集・文楽を守れ「季刊 上方芸能」184号、2012年6月

人形浄瑠璃文楽座が 1月に報道各社へあてた 声明文も
全文、掲載されています。
「文楽の擁護 文楽への期待~各界132氏からのメッセージ」も。
132氏の中に 文雀さん・簑助さん・津駒大夫さんのメッセージも
あります。
和歌山大学の留学生の中には 文楽へ案内したら 喜んでくれる
方もいます。
去年 夏休み公演の「舌切雀」に小一の女の子を連れていき
ましたら「いじわる婆さんを追いかける お化けが良かったから 
もう一度 見たい」と言うてくれました。今年の夏の お子様向け
公演は 孫悟空です。また 連れていかん わけにいかんです。
留学生にも お子様向け出し物は 分かりやすくて好評です。
数年前の 孫悟空は 勘十郎さんが 終演後 客席を走り
回ってくれまして 子供たちは 喜びました。  


Posted by jtw at 17:49Comments(0)文楽

2012年04月07日

上方落語と文楽の橋渡し・特別展

「中西らつ子 らくごとぶんらくでイラスト紙芝居~
上方落語と文楽の橋渡し」特別展
2012年7月3日まで、大阪市中央区のワッハ上方で。水曜休み。
400円。イラストレーター中西らつ子が落語や文楽の演目を
テーマに描いた作品を紹介する。
5月3日には「落語とイラスト紙芝居」と題して桂雀喜が
中西版「寝床」を披露する。
3月24日には「浄瑠璃とイラスト紙芝居」を開催した。
「本朝廿四孝」十種香(じっしこう)と「奥庭狐火」の段を
上演した。13枚のイラストと中西作の台本を基に 相子大夫が
オリジナル床本で披露。狐の人形を遣って玉翔が会場を
飛び回った。三味線は宗助と清志郎。
文楽との共演は初めてだった。通常なら1時間以上かかる
演目を30分以内に簡略化した。
親しみやすいイラストで 文楽や落語の魅力を世に
広める役割を果たしている。
日本経済新聞2012年4月5日夕刊「いまどき関西」から抜粋。

★長い浄瑠璃を縮めてくれて 有り難いです。
私は浄瑠璃を聞きながら昼寝するのも いいと思って
おりますが、普通の人は お金を払った以上は 寝ては
いけないと思い詰め しんどい思いをすることも あります。
もう40年ほど前に 内村直也さんが新聞の文楽評に 
床本を編集したら どうかと言うことを 書いておられた
ように 思い出します。通し狂言というのは シロウトには 
しんどいです。
  


Posted by jtw at 17:56Comments(0)文楽