2012年08月03日

文楽・橋下大阪市長への反論

赤川次郎、”吉田秀和さんの言葉”月刊「図書」2012年8月号 
32~34p.から抜粋:

「補助金がなければやっていけないものはなくなってもいい」と
いうのが主張のようだが、クラシック音楽も文楽も何百年の
歴史を持っている。今、もてはやされているAKB48にいくら客が
入っても、何百年もの間に、ベートーヴェンや近松を愛した客に
比べれば、わずかなものである。
一国の文化の水準は「長く愛され続けるもの」をどれだけ大切に
するかで決まるのだ。
イタリアにはオペラが、フランスにはコメディ・フーフンセーズの演劇が、
イギリスにはシェークスピアがある。
そして大阪には文楽という「宝物」があるのだ。大阪に生まれ、
大阪で育った文楽を大阪が潰すとしたら、文化国家日本などと
胸を張ってはいられない。
大阪がお笑いタレントだけの町になってもいいのか。

★管理人の蛇足:
大阪の落語家さんの多くは 若い頃に浄瑠璃の稽古をしてもらっています。
40年近く前に 津大夫さんを聞いたのが 初めで、生命ながらえ、 
お陰様で 津大夫さんの お弟子さんの津駒大夫さん・津国大夫さんを
楽しみにしています。
英大夫さんには 留学生を案内していただき、祖父の取引先が昭和の
初めに使った見台を形見分けに引き取っていただき 舞台で時々 
使っていただいて 忝いです。英さんが 若大夫さんを襲名される
まで 私の寿命も持ちそうな気配がしまして これも有り難いです。
英さんのお弟子さんに 希大夫さんと亘大夫さんが おられまして 
ご両人の芸も楽しみです。
「長く愛され続けるもの」は このように 代々 つづくもののようです。
AKB48の お弟子さん方が 40年後に おられるのか どうか。


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