2011年02月27日

15年間の苦痛に20ユーロの慰謝料

元児童施設入所者の苦難in西ドイツ
2006年4月19日発(5年前の記事です):
虐待された児童養護施設の元入所者の苦難は長年、
黙殺されてきた。施設を運営していた教会と政治は 
今やっと彼らの苦痛を受け止めることになった。

Juergen Schubert(59歳)は Paderbornの慈悲の友
修道会(愛徳修道会)から手紙を受け取った。
彼は 1949年から1964年までの 15年間「追放された
非嫡出子」として 上記の会の施設で どんな
苦痛を受けたかを 修道院長に手紙で伝え、
見解を表明するように求めたのは 1ヶ月前だった。
彼は 修道会から 謝罪の言葉が 少しは書かれ
ているかと思ったが 修道会からの手紙に 悔悛の
気持ちは まったく書かれていなかった。しかし 
敬虔なシスターは 良心が痛むので 20ユーロを
同封すると書いていた。

この手紙を読み、15年間、投獄されたような
生活をした代償が20ユーロかと、怒りはさらに
大きくなった。殴打され、自尊心を踏みにじられ、
労動を強制されたのに これは どういうことか。

この修道会のシスターは救いようがないが、プロ
テスタントとカトリックの両教会は 1960年代の
西ドイツの施設(大半はキリスト教会の施設)に
おける 約50万人の元入所者の苦難を認めた。

ヘッセン州の地方自治体の連合である「州福祉連合」
(LWV)も過去の過ちを認めた。元入所者の苦難は
「マットレスのない板寝台、お仕置部屋、瞑想室、
強制労働、殴打、侮蔑の言動」と結びついていると 
LWVは述べた。
ヘッセン州は公式に謝罪した。それに加えて 1950年~
60年代の施設での養育に向きあうための大会が 
2006年7月9日に 社会教育学センターで開かれる
ことになった。
その大会に「元施設入所者の協会」の会員と 
社会教育学研修センターの代表者も招かれる。
そこで 研究センターや相談所の設立計画の他に
「施設での養育の歴史を扱う博物館」の設立計画
も論じられる。

ドイツプロテスタント教会 EKD の代表者 
Huber は 文書館を公開すること、元職員と
元入所者が 出会えるようにすることを要求している。

教会の方向転換は 驚くべきことだ。ほんの少し
前まで、教会は 犠牲者と批判派を 厄介払いしていた。

ドイツ連邦議会の議員 Marlene Rupprecht は 
当時の施設で起きたことは「教育のための国から
の支援でなく、人格を破壊することであった」と
述べた。「法治国家の名のもとに 不法が行われていた」。

元入所者 Juergen Schubert は 元の施設のシスター
に送った手紙を 連邦議会で読みたい。
シスターの送ってきた20ユーロの紙幣は送り返した。

「元児童養護施設入所者の協会」のサイトは:
http://www.vehev.org/

下記サイトから:
http://www.spiegel.de/panorama/0,1518,411313,00.html

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Posted by jtw at 17:51Comments(0)

2011年02月25日

シェパードが7歳児が溺れるのを救助inドイツ

学校の帰り道で 薄氷のはった池に滑り
落ちたNicholas(7歳)に犬のConnyが気づき、
池へ走り寄った。飼い主のJuergenさん(61歳)は 
シェパードを連れて散歩していた。犬の方を見ると 
岸にランドセルがあり、首まで水につかっている
子どもが見えた。
(ランドセルは der Schulranzen という
そうです。「ランツェン」とランドセルは
ちょっと似ている気がする)

Juergenは その子を池から引き上げ、濡れた服を
脱ぐのを手伝った。ユルゲンさんは その子の
近所に住んでいて どこの子だか 知っているから
直ぐに お母さんBritta(28歳)を連れてきた。
下記サイトから:
http://www.bild.de/BILD/regional/hamburg/aktuell/2011/02/25/conny-rettet-nicolas/schaeferhund-rettet-kind-vorm-ertrinken-im-eisigen-see.html
  


Posted by jtw at 14:17Comments(0)

2011年02月14日

東独の元児童施設入所者が元職員を告訴

2000年7月17日発:
(11年前の記事です)
東ドイツDDRの Meerane市にあった 特別児童養護
施設の元職員が入所者を虐待し、性的に暴行したと
して 初めて法廷にたたされる。
少年Marioが入所したばかりの時に 個人に関する
データについて直ぐに答えなかったと言って 
女性職員は怒り、少年の尻を蹴り、洗面所に彼を
連れていき、冷水を頭から浴びせた。それでも
彼は何も言わないので 職員は便器の中に彼の
頭を押し付け 水を流した。
Marioは 1986年1月から始まった3年弱の苦難の
生活を思い出す。当時12歳だった。壊れた境遇で
育ったため それまでに何度も施設に入った
ことがあった。
入所直後の残虐な扱いは 例外的なことでは 
なかった。その後も権威主義的な職員たちは
入所者を 獣を扱うように扱った。反抗する
子には 服従させた。
1990年に東ドイツが西ドイツに合併され 
その10年後に Marioは元職員を告訴した。彼は今、
農場で掃除の仕事をしている。今も自殺をする
危険があり、常に精神科のケアが必要な状態だ。

今週、4人の元職員と一人の教師が Chemnitzの
州裁判所で弁明する。1999年9月に 州裁判所は 
法廷を開くことを 時効を理由に拒絶した。
この裁判は 旧東独の暗い過去を明るみに出す。
すなわち 社会に存在することを許されなかった
子ども、魂を壊された子どもを 法廷が扱うことに
なる。理想の少年たちは 洗ったばかりの青い
シャツを着て、楽天的に党のために旗を振り 
行進する。そう政権は宣伝していた。
この理想に合わない少年は 32の青少年労動所へ
送られたか 特別児童施設に入れられた。
検事の報告も Marioの陳述を裏付けている:この
施設では 少年達は 服従しない場合に 殴られ、
蹴られ、鞭うたれ、寒い仕置部屋に入れられた。
施設では 膝の屈伸運動をさせられ、しゃがんだ
姿勢で歩かせられ、腕を前に伸ばしたまま 何時間も
立たせられ、歯ブラシで便器を掃除させられる 
というこをが 当時の教育項目にあった。

この施設では性的虐待もあり、一職員は夜に少年を
当直室に連れていき、少年のペニスを叩いた。

今、この施設は プロテスタント系社会福祉事業団
の経営する 学習障害児の施設になっている。

告訴された5人のうち、一人は 今もこの施設で
働いている。もう一人は 1997年に施設長の職を
辞しているが 児童施設を支配する上部組織の長と
して 同じ建物の中で仕事をしている。この
もう一人は 入所者の頭をギターで殴ったと
される男であり、
Meerane市(人口2万弱)の副市長を この10年間 
している。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/spiegel/print/d-16914223.html

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管理人が同じです。  


Posted by jtw at 14:06Comments(0)

2011年02月08日

最貧の犬のための診療inドイツ

獣医 Maja Firle(42歳)は地下鉄の駅構内で毎月
第一土曜に診療場をひらいている。Dr.Merl(65歳)も
一緒にホームレスや貧しい人の犬猫を診察する。
診療費は どんな病気でも10ユーロ。
予防接種の経費は50~90ユーロかかる。不足額は 
Firleが設立した「動物の社会的緊急救助」協会が
補填する。
Firle先生は 無償で 自分のあいた時間に この
診療をしている。「飼い主と動物が 感謝の目で 
見てくれるのが ありがたい。飼い主に カネが
なくても それは 動物の責任ではない」。

写真1. Dr.Merlは雑種犬を診察している。飼い主は 
知人が この子を施設へ入れると言うので 
もらってきた。
2. 地下鉄の駅での診察に 50匹の犬と20匹の猫がくる。
3. Saschaは 職業訓練を受けた菓子職人であるが 
路上生活をしている。生活保護は受けたくない。
この犬は一番大切なものだ。狂犬病の予防注射を
うけるのに ここへ来た。
4. 獣医のMaja Firle(42歳)
5. Patrickは今 300ユーロの生活保護で生きている。
ホームレスだ。知人が この子を川に投げ込もうと
していたところを 救助した。
6. Luca(29歳)は 猫の膀胱結石の手術に135ユーロ 
使った。今 分割で払っている。Lucaは 2回 
卒中にやられ、重度障碍者になった。再検査で 
自分にカネがかかり、カネがないので ここに来た。
下記サイトから:
http://www.bild.de/BILD/regional/frankfurt/aktuell/2011/02/07/obdachlosen-tierarzt-praxis/klinik-fuer-aermsten-hunde-hauptwache-b-ebene.html
フランクフルトではないかと 思います。

★ブログ管理人の蛇足:
犬猫鳥の記事は読むだけで、カキコミする余裕が 
なくなりました。
1950~60年代の西ドイツの児童施設での 虐待
記事が ようさん みつかりましたので 12月から
それを 読んでは ボツボツ書き込みしています。
日本の施設の多くでは 今も虐待が続いています。
タイガーマスクさん達は それを知らないだけです。  


Posted by jtw at 13:59Comments(0)

2011年02月06日

児童施設の子の不運inドイツ/殴られた犬のように

児童施設施設で子供や青少年は殴られ、自尊心を傷つけられ、監禁された。1950年代から60年代に 想像を絶する条件のもとで 数十万人の子供や青年が キリスト教の運営する施設で育てられた。彼らは今「私達は労働を強制されていた」と言う。

60年代に国立・キリスト教会立の約3000の施設は20万以上の定員をもっていた。そのうち半数の子は 2~4年間、施設にいた。
子供時代のすべてを施設で過ごす子もいた。21歳で施設から出された。今、当時の入所者のうち少なくとも50万人、おそらくは100万人以上が ドイツに生き延びている。彼らは40~65歳になっている。
施設の約80%はキリスト教会の経営だった。特にカトリック教会が 長年、多くの養護施設を経営していた。泥炭圧縮工場、機械修理工場、鍛冶屋が 施設の中で経営されていて、入所者は安い労働力として利用された。14~21歳の入所者は 夏も冬も 泥炭を掘り、圧縮する作業を強いられた。

これらの施設で「非行のおそれのある」少年が働かせられていた。「昼間、猛烈に働いた少年は 夜に悪ふざけをする気にならない」と言う標語が 1970年まで生きていた。
それでも入所者は脱走を試みた。脱走して捕まった少年は「鎖つきのズボン」をはかされ、泥炭を掘る作業をさせられた。50年代には他の施設から脱走して 別の施設に来た新入りは 床の板の上に寝るように言われた。
1960年に「熊手の柄、泥炭を掘る道具、上履き、箒の柄を 体罰の道具に使う」ことについて ハノーファの州青少年局は 苦情を申し立てている。

既に1928年に 施設入所者の厳しい労働への賃金支払について SPD党員が 牧師に質問した時に SPDドイツ社会民主党は拒絶された。拒絶の理由は: 青年たちは無料で住んでいるので 賃金支払は許されない。苦境にあった青年が 施設で守られているのだ。

「入所者の意思は まず粉々に砕かれなければならない。青少年は 最下層から 始めなければならない と言うのが原則だ」と1950年の施設の大会で述べられている。

Norbert Mehlerは今 スペインで生活している。彼は1959年に脱走を試みた。ガラスのかけらを飲んで 入院した。病院に方が脱走しやすいからだった。ついに19歳の時に 当時16歳だったEkeと 逃げることができた。エルケと後に、結婚した。

Michael Hoffmann は 17歳で 施設に入れられた。入所して歯を全部 抜かれた。月の賃金は4マルクしかなかった。それでカラメル キャンディを買った。彼の施設に1970年に まだ300人の入所者がいた。施設長は 教育学の教育を受けていなかった。

施設は 洗濯工場、農業、造園業、機械製造修理工場、家具製作所などを経営していた。
ある施設では 女性入所者は 医師、弁護士、公務員の家庭で働かせられた。
Gisela Nurthen は 洗濯工場のプレス担当だった。仕事中に許可なく話せば 殴られることもあった。熱い大きいローラーを使う作業だった。夏にも飲み物を余分に支給されることなく、暑いところで 長時間 立ったまま仕事をするので すべての関節が痛んだ。入所者は夜になると 隊列を組んで 黙って、殴られた犬のように宿舎に歩いて行った。朝は6時に起き、朝のお祈りを直立不動の姿勢で して、それから洗面し、急いで朝食を食べ、仕事に行く。
5時間後に 短い休憩がある。午後に 短い珈琲休みがあり、代用コーヒーがでた。15歳のGiselaは 1日に10時間まで 働いた。日曜には ハンカチを縫う仕事をした。

ミュンスターの施設では 食堂や寝室でも 会話は禁じられていた。入所者は 無口で、能率的で、稼ぎを多くもたらす人でなければ ならなかった。
このミュンスターの施設では 1970年代の初めにおいて さえ、入所者への報酬はごく少なかった。週40時間の労働への賃金は2~4マルクだった。週48時間までの労働にも それに見合う賃金はなく、社会保険も なかった。

施設に入っていた「失われた年月」は被害者にとって 今になって年金が少ないという悲惨な状態を意味している。

当時の入所者は かつての労働と虐待についての賠償を求めて提訴することを検討している。
国に監視する義務があったにも かかわらず、当時の入所者は 安い労働力として搾取された。そのシステムは 長い伝統があった。既に 1930年代にカトリックの児童青少年社会福祉事業について 次のように述べられている: 労働は神の委託によるものであり、不滅の 永遠の報酬をもたらす。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/panorama/gesellschaft/0,1518,400215,00.html 

★ 別のブログのを貼りつけました。管理人が同じです、
パクリでないです。
去年は ほとんど毎日 カキコミしていましたが
この1月は 週に一度くらいになりました。
これからも そのくらいなら カキコミできそうです。
読むのと比べて、書くのは 抜粋とは言うものの
時間がかかるので もう 毎日は 諦めました。  


Posted by jtw at 09:38Comments(0)