2009年12月14日

ホームレス犬inモスクワ

ロシアの飼い主のない犬は動物保護者に引き取られないと、射殺されたり 殴り殺されたり、虐待されたりする。動物保護組織の人の多くは 動物を救うためにすべてを与える。
ドイツ人もロシアの路上生活犬を引き取っている。

モスクワの中心部のマンションの10階に2Kの部屋を借りているのはタチアーナ(28歳)。製薬会社で働いて居る。家賃は700ユーロ。犬を飼ってもいいと、家主は言ってくれている。
猟犬のリスとラブラドルのグッチなどが居る。みんな悲しい過去を持つ。
ディナは生後6ヶ月で車に轢かれ、骨折した。
野犬狩りは いつも されていて、捕まった犬は射殺されたり、殴り殺されたりする。残りが動物施設に送られる。施設は満員で、充分に世話してもらえない。そのうちに薬殺される、と動物保護者は言う。
ディナは施設で避妊手術を受けたが、手術は酷いもので 腹腔内は炎症をおこし、膿だらけで、ディナは ほとんど死んでいた。幸い 若い女性がボランティアとして施設で働いていて、ディナをタチアーナさんのところに連れてきてくれた。6時間の再手術を受けて 良くなった。ディナは人間に対する恐怖心を今も持っている。

人口1200万人のモスクワに1000人の動物保護者がいて お互いに連絡を取り合っている。自分のアパートに何匹も犬や猫を引き取る人もある。彼らの 給料も年金も生活すべて 犬猫のためにある。

1年前にタチアーナは初めてドイツの動物保護者と知り合った。そして2008年7月に初めて 野良犬がドイツへ空輸された。それ以来 40匹の犬がドイツへ渡った。
空輸と手続きの経費は ロシアの動物保護者が負担する。しかし 1匹を送り出すと また5匹の新しい野良犬が来る。犬はドイツの飼い主を待っている。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/ausland/russischehunde102.html  


Posted by jtw at 12:20Comments(0)