2007年09月19日

十字架・イスラム教徒のスカーフ・ユダヤ教徒の小さい帽子

これらの 宗教的シンボルについて どれくらい多くが 公共の場で 
要求されているか について 世俗的社会は 話し合っている。
こういう議論は 今までに なかった。

大学の教室・法廷など 公共の場では 中立性を 保たなければ
ならないので 十字架は 掛けられない。
ドイツは 基本法によると 世俗的・宗教的・世界観的に 中立の国
であり、教会と国家の分離に 努力している。しかし 実際には 
厳密に その分離をする フランスとは 違っている。
その矛盾は 社会に 様々な形で 現れる。
国家は 物質的にも 思想的にも 教会と協調している。国家は 
キリスト教会のために 税金を 徴収しているし、宗教の授業は 
公立の学校では 正式の科目になっている。
国の補助金で 教会は 幼稚園・学校・病院などの 
社会的分野に 関わっている。
  
2,007年5月に 約50万人が ケルンでの ドイツ プロテスタント
教会大会に 参加した。7月には ハンブルクに ダライラマを迎え 
5万人が ダライラマの講演を 聴き セミナーに参加した。

宗教のある所には シンボルがある。ドイツのような 世俗的社会が 
どれくらい多くの シンボルを 受容できるかが 問題になっている。
ケルンのモスクに ついて 論争されている。ケルンのような
寛容は町が どれくらいのモスクを 我慢できるか というのが 
問題である。なぜモスク建築 反対の人は モスクが 気に障るのか?
なぜ キリスト教会なら いくら 建てても いいのか?

イスラム教徒のスカーフについての 判決も ドイツのイスラム教徒を 
不公平に 扱っている。公共の場で スカーフを 禁止する法律が 
多くの州で 可決されたが、禁止は 選択的・不規則である。
ベルリンでは すべての宗教的シンボルが 教室で 禁止されているが、
他の州では キリスト教と ユダヤ教の シンボルは 許可されていて、
スカーフ(イスラム教のシンボル)は 禁止されている。
イスラム教徒の 女性教師が 授業する時 スカーフを 
かぶっては いけないと される。これは 宗教を示すシンボルであり、
スカーフは 女性の権利を 抑圧するものだから 
と言う理屈である。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2764967_page_1,00.html
  


Posted by jtw at 16:32Comments(0)