2008年05月06日

監禁被害者(24年間の)について精神分析医のインタビュー

精神分析学者Rotraud A.Pernerに聞く。
エリーザベトは人生の半分を地下室に監禁され、その間に 
子どもを生み、子どもへの責任を果たした。
彼女の抵抗する力は 自由を剥奪された時の初めから 
極めて弱かった。こういう極限状況にいる人は 
対人関係の能力を失う。「野性的」になる。よくても、
うつ状態になる。
強制収用所に入れられた人も、お互いに関係を
持たなくなり、上記のようになる。
話しかけたり 話しかけられたり することもない
場合に 精神は病む。
子どもがいた事が エリーザベトの健康には 良かった。
他の誰かが 自分よりも 身体の調子が悪いのを
見れば 人は抵抗するものだ。エリーザベトの長女が 
重病になり、病院へ入ったことによって、この犯罪が
明るみに出たのは エリーザベトが長女のことを心配して 
犯人に抵抗して 長女を病院へ入れた 結果だった。

狭い地下室では 人は惨めな気持ちになる。
虐待者は そのことによっても 被害者の活動を抑え 
力を弱めた。
テレビとラジオが地下室にあったのは 幸運だった。

エリーザベトは まだ監禁される前に 子どもの頃に 
父によって虐待され、2度 逃げようとしたが、
2度とも家に戻された。

暴力を振るう夫との 関係を断ち切れない妻は
たいへん多い。暴力を振るう親から 逃れられない
子どもも 同様に 多い。そして 自分を守る力の
ある子は 家出し、「養育しにくい子の施設」(日本では
児童自立支援施設、以前は 教護院とよばれた施設??)
に行き着く。
そういう子どもは 「恐ろしい子」だと宣告される。しかし 
そういう子の背景には 「恐ろしい親」がいるという事が 
しばしば 忘れられている。

この犯人のような暴君は 自分の意思を通そうとするし、
他人が自分の考えに沿って動くことを望む。
それは洗脳である。
最初のうち 娘は慈悲心を請うが 父親はさらに罰を加え 
脅迫する。こうして 娘の抵抗する力は尽きる。監禁した
年齢では 体力も魂も精神も 十分に発達していないのと 
同じに 抵抗する力も 育ってはいない。だから 抵抗は 
考えられないことになる。

エリーザベトの子のうちの二人は 閉じ込められたまま
成人したが、テレビに映る生活と 地下室での生活の 
違いについて 十分な説明は 与えられなかっただろう。
そうでないと 子どもは 反逆を起こす。

犯人は 妻(地下に押し込めた娘の母親)に対しても
支配的で 抑圧的だった。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/panorama/justiz/0,1518,551106,00.html


  


Posted by jtw at 18:56Comments(0)