2008年05月01日

自分の娘を地下室に閉じ込めた男/町の人々の当惑/教会の働き

オーストリーのAmstettenという小さい町で 男が娘を虐待して
いたことが発覚し、町の人々は 哀しみ、当惑、憤激を
どうしたものか 途方にくれている。
男は 自分の娘を地下室に閉じ込め、子を産ませ 子どもの
うち3人は その母親(この男の娘)も一緒に 生まれてから 
ずっと地下室から出されなかった。残り3人の子を 男は 
自分の養子や里子にして 地下室の上の自宅で育てた。

4月29日の夜 カトリックの教区は 蝋燭を灯すように呼び
かけたが 町の中央広場に ろうそくの灯の海は
生まれなかった。
カトリックの教区の主任司祭館には 秘密を守る無料の
電話相談・少年のための命の電話の広報文が書かれている。

27日に事件が明らかになって以来 教区の助祭Lagler
さんは 通例のミサの他にもミサをしてきた。ミサの
中心はこの事件だ。普通のミサは 今のところない。
事件に巻き込まれた家族を思い、市民は自分自身の
心配を忘れた。
事件から目をそらしている人たちからの非難、
見当はずれの同情、無知などが町に広がり、
助祭はそれに 抵抗している。
教区がこの家族の傷を治せるか どうか 助祭には 
分からないが、少なくとも 人はその努力をしたいと
思うものだ。
Anstettenから8キロ離れた州立病院 「身体と魂の
健康センター」に家族は収容された。6人の子のうち 
地下室で長年過ごした3人の子は ここで 日の光の
もとで 新しい生活を始めている。
今のところ 警察は家族の事情聴取を断念している。
弁護士が家族の代理人になった。子どもの養育権は 
誰が引き受けるのか?

下記サイトから:
http://www.welt.de/vermischtes/article1954038/Amstetten_weiss_nicht_wohin_mit_der_Trauer.html
  


Posted by jtw at 13:09Comments(0)