2009年07月20日

統合失調症患者と家族のための本

1.「わが家の母は病気です」
著者:マンガ家、中村ユキ(36歳)。
2008年11月に出版。マンガ付きの本のようです。
統合失調症は 脳機能の障害。10~20歳代で
発症することが多く、幻覚・幻聴・思考の混乱
などが初期の症状。
人口の1%が この病気にかかっている。
夫のギャンブルで苦しんだ母親に幻聴の症状が現れた
のは 中村さんが4歳の頃。
その後 長年 苦しみ ついに2002年に やっと
保健師の紹介で訪れた支援団体で 統合失調症が
脳の病気であることを 初めて知り、母親への対処
の仕方が分かった。
病気との向き合い方を伝えることが 人々の
ためになると思い、ペンを握った。
◎以上 日経新聞 2009年7月19日から抜粋。

2.マンガ冊子「こころの元気+まんがスペシャル
2009」。480円(送料不明)。
統合失調症のなかで 比較的症状が 落ち着いて
いる患者を対象に、再発予防策を まとめた。
上記の漫画家 中村ユキさんらが 執筆。
配布元:NPO法人コンポ(〒272-8525千葉県市川市 平田
3-5-1 トノックスビル 2F.)
7月31日(消印有効)までは 無料配布。5千冊。
希望者は 葉書に「マンガプレゼント希望」と書き、
住所、名前、電話番号を書いて 上記 プレゼント係
に申し込む。申し込み多数の場合は 抽選。

◎以上は 産経新聞 2009年7月20日から。  


Posted by jtw at 16:00Comments(2)

2009年07月20日

ケニアの国立公園で野生動物の種・減少

国立公園の任務は種の保存と維持であると
言われるが、公園内部でも それ以外の野外でも 
動物は ひどく減っている。
カリフォルニア大学 サンディエゴ校のDavid Westernと同僚は 
ケニアの270の個体数調査をした。23の国立公園と26の
保護区で調査した。

ケニアの国立公園は 初めから間違えて設定されたのが 
動物の減った理由の一つだ。
公園の境界の設定は 季節的な移動の道に注目
するのでなく、大きい群れのいる地域に 
注目して なされた。
典型的な境界線の設定では、動物が乾季に集まって
来る地域を 公園とした。そういう公園の境界線は 
人間の住む村と接する。そうなると 野生生物と 
放牧地・農地との競合が起き、密猟者が公園に
入ることになる。

動物が不法に射殺されるのを防止するために 
公園を柵で囲んだが、 これは 動物の移動を
妨害することになっている。

保護地域の近くに住む部族には 格別の配慮が
されるべきであり、観光からの収入が分配される
べきだと 研究者は提案する。
公園の周辺部は 野生動物の退却地域として 
役に立ち、家畜が草を食べるための土地としても 
役に立つようにすべきだ。
下記サイトから:
http://www.faz.net/s/Rub80665A3C1FA14FB9967DBF46652868E9/Doc~E955C5D309A494448862AD5D2E8ED2A64~ATpl~Ecommon~Scontent.html  


Posted by jtw at 10:10Comments(0)

2009年07月20日

記録映画「精神」想田和弘監督

2009年7月17日 日本経済新聞 夕刊から
抜粋。

精神科クリニック「こらーる岡山診療所」に通う
患者と医師、職員などを取材した映画。
患者がモザイク等で顔を隠すことなく、話しを
しているのが この映画の特徴。
患者は淡々と語るが、みな 自身の全存在を
かけた告白だ。
患者の気持ちを最優先させる診療所の医師の
姿勢。彼を支える職員の思いまで すくいとった
のは 立派だ。2時間15分。
7月18日から 大阪 十三の第七芸術劇場で。  


Posted by jtw at 08:51Comments(0)