2009年07月10日

ハイチのHIV感染者・エイズ患者

写真と説明。
写真1. ハイチはアフリカを除くと、HIV感染率の最も
高い国の一つ。ハイチでは 信仰と迷信が入れ
混じっている。この患者は聖書を読んでいる。

2.国連と世界保健機構の活動は成果をあげている。
2005年に15~49歳のハイチ人の20人に一人はHIVに
感染していたが、2008年末には15人に1人に減った。
3. 国連のエイズ・HIVとの闘いのプログラム Unaidsの
目標は 青少年に 感染の危険と 安全なセックスに
ついて できるだけ早期に 啓発活動をすること。
2007年に 青少年の20%は 15歳の誕生日までに 
最初の性的接触をしている。
4. ビールスを知らないで 他人にうつすことの無い
ように、大人には HIVの検査が 最近される
ようになった。HIV陽性だと判明すると、社会
から締め出されると言う不安がハイチ人には ある。
エイズもHIVも ハイチのヴードゥーの伝承では 
神の罰である。
5. 抗レトロ・ビールス薬を入手できる人は少ない。
2007年に成人と青少年の ビールス感染者のうち 
31%だけが 薬を入手できた。胎児にビールスを
うつさないように するための抗レトロビールス治療を
受ける女性は 3人に1人。
6. 現場での医療は不十分なので、多くの妊婦は 
自分がHIV陽性だということを知らない。国連の
お陰で 妊婦の感染率は6.2%から 3.1%に減った。
7. ハイチの政治情勢は不安定なので、保健システムを
作るのは 難しい。そのうえ ハリケーンが いくつも
襲ってきたため 数千の家が破壊され、土地は
浸水し、数千人がホームレスになった。
DNA比較によると 亜型Bという今日のHIVの 
最古の先祖は 1960年にハイチに生まれた。
アフリカから ビールスはハイチに到達し、そこから 
世界中に広まった。
下記サイトから:
http://www.stern.de/wissenschaft/mensch/:HIV-Aids-Haitis-Kampf-Virus/705569.html  


Posted by jtw at 19:00Comments(0)

2009年07月10日

薬物禁断療法@タイの寺院

下記サイトから 写真8枚:
http://www.stern.de/wissenschaft/mensch/:Drogenentzug-Thailand-Alles/705808.html?cp=1

写真1. 1960年代の初めから タムクラボクThamkrabok
寺院は 薬物依存症者のための禁断療法を提供
している。再び麻薬をしないし、分け与えることも
しないと宣誓した人はこのコースに参加できる。
2. 参加者の大半はタイ人だが 外国人でも上記の
宣誓をすれば参加できる。
寺院内の散歩はできるが、隣村へは行けない。
禁断療法の間、参加者は所有物を 衣類も含めて 
寺に預ける。衣類は寺の用意したものを着る。
3. 吐いている写真。5日間 薬草を煎じたのを
飲む。飲むと吐く。酷い味だが よく効くと 
この寺のウエブサイトには書かれている。
4. 薬草の煎じたのは 朝と午後に飲む。何度も
吐くと体が 清められる。しかし 何度も吐くのは 
体に負担がかかるので、寺院は 手術の後や 
妊娠中は この療法をしないように勧めている。
5. 吐けば 体から毒が抜けるというものでもない。
自分に向き合い、新しい方向を見つけないといけない。
6. 毎日 蒸し風呂にはいる。
1日3食付きで 宿泊費は4ユーロくらい。他に禁断療法
の費用が要る。
7. 7日たつと、さらに宣誓することができる。
その宣誓をすると 参加者は「ありがたい文」を
書いたメモがもらえる。この文は 瞑想を助け、
また麻薬をしたくなった時にも 読み直すと 
役にたつ。
8. 最長1ヶ月 寺に留まれる。それ以上 居たい
人は僧院長の認可が要る。
この療法は 一生に一度きりしか 受けられない。
麻薬をまた やったら この寺には 来られない。

★日本ダルクと言う 薬物依存症者 回復支援施設は
以前 このお寺に 研修に行ったり、依存症者とその
家族、関係者を数十人 案内して行ったりした
そうです。

   


Posted by jtw at 08:36Comments(0)