2007年07月11日

失読症/失語症・中国語の

中国でも 字を読んだり書いたりする困難を持つこどもは
アルファベットを使う他の国と 同じように 多い。
中国には 困った時の頼り・相談所がないので 失読症の
子どもは アホとか怠け者とか 呼ばれる。
中国では 書く障碍 読む障碍は タブーだ。
親は それを認めようとしない ことが 多いし、親も子も
問題を隠蔽しようとする。
その上、中国の大半の教師は この障碍について何も知らない。
英国 Sussex大学の 神経心理学者 Brenden Weekesは
北京の子ども 1万人を 調査したところ、読み書きに
障害をもつ児童生徒は 約5%だった。これは 欧州や
アメリカと 似たような数値である。
Weekes も これには 驚いた。というのは 中国には 失読症が
ないと 思い込んでいたから。
中国の生徒は 絵のような漢字を 視覚的に脳に 刻み込んで
読み書きを覚える。従って 単語の音は 覚えるのに 役に
立たない。
今までの失語症の理論では 子どもは 音を発することに
ついて障碍を もっているということから 出発していた。
Weekesが 驚いたのには そういう背景がある。
なぜ中国の子どもが 読み書きの障碍をもつのかを 今の
一般的な理論では 説明できない。というのは 中国の
学校での 学習は 声を出さないで 黙って書くことなのだから。
それで ウィーンの心理学専攻の大学生 Katrin Klingebielは
新しい失語症理論が 必要だと思って 勉強している。
中国科学アカデミーの言語学教授 Hing Wang Gang は 全国を
旅して 啓発活動をしている。しかし 家族が 子どもの失語症を
認めるかは 疑問である。
Weekesによると、失読症の子どもは コンピュータを使うと
読み書きが 楽になる。もう一つの 可能性は 楽しみながら
漢字を覚えることで ただ書くのでなく、書道を 導入
するのも いい。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2675604,00.html
  


Posted by jtw at 16:20Comments(0)