2007年07月07日

アラビア文化のユーモアについての学術会議

アリストテレスは ユーモアの秘密は 予期しないことに
驚くことにある ということを 知っていた。
この会議は 7月2日から7日まで ベルリン自由大学で 開かれた。
テーマは「イスラム教でも 笑っていい」。
いまケルンでは 建築計画中の モスクの光塔を 近くに
住む人たちが 我慢することができるか どうかで 争いが
起きている。
「アラビア世界に ユーモアがない などと いうことはない。
ユーモアは 人間の根本的欲求である」とゲッティンゲン大学の
イスラム学者 Ulrich Marzolphは 言う。彼は 9世紀から
13世紀の アラビアのユーモアの権威である。
神と モハメドは ジョークの対象としては タブーだが、
コーランについては 昔のアラビア人は ふざけた事を 言う
のを 許されていた。
1030年に亡くなったイランの作家 al-Ab は 猥談 ホモの小話
を書き、熱心に祈る人を冷やかした。
中世は アラビア語圏の 小話の黄金時代であり それに
勝るのは 中国だけだった。
今 ユーモアの生産は 政治による規制で 難しくなっている。
ジョークは 地下に潜っている。
ジョークは タブーを破ることから 生まれる。
独裁体制は 辛辣な風刺家や 皮肉な嘲笑家を 輩出してきた。
アメリカのイスラム教徒 Azhar Usman は 喜劇一座を 
率いて 芸名を ビン ラディンでなく Bin Laughin と 
称する。彼は 9月11日以後の 世界を からかっている。
Usman の 代表的 小話:
アメリカで 私は イスラム教徒だから 憎まれている。外国へ
行くと 私は アメリカ人なので 憎まれる。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/kultur/gesellschaft/0,1518,492321,00.html

★ 和歌山大学に 何人か マレーシアの留学生が いて、今年は みなさん
イスラム教徒のようです。マレーシアの留学生さんは それほど 厳格な
イスラム教徒でないので 助かります。
別の大学の 別の国の イスラム教徒さんは 理解しにくい程度に 厳しい
イスラム教徒でした。その後 近づいていないので 理解できないままです。
  


Posted by jtw at 18:57Comments(0)