2008年09月26日

ホモで農業経営者inオーストリー

オーストリーのGeorgの村に ゲイクラブはないし、
クリストファー通りの記念日(ホモの祭り)もない。
彼は思春期に女の子に引かれるのでなく 男に引かれる
ということが分かっていた。しかし友達がゲイについて
冗談を言ったら、他の人と一緒にゲイを馬鹿にしていた。
21歳で結婚し、両親と農業をしていた。
16年の結婚生活で3人の息子を持ち、農場を拡大した。
37歳の誕生日に ついに衝動を抑えられず、初めて
ミュンヘンのゲイのサウナに行った。そこで250人の裸の
男を見て パラダイスを見たかと思った。
オーストリーやスイスの田舎では 今も多くの男は友人に
理解してもらえないと思い、あるいは 父親がゲイの
息子に農場を相続させないだろうと思って、ゲイで
あることを秘密にしている。世間の注目を集めないように 
偽装結婚する人もいると、スイス・ゲイ農場経営者組織の
創設者Roland Deuberは言う。
彼の組織の月例会に来る60人の男のうち45人は
女性と結婚している。
Georgのお陰で農場の牛は増えたが、彼は
いらいらするようになり、自殺未遂までした。彼の妻は
彼を赦していない。妻は夫の正体を村人にばらし、夫は
村を去らねばならなかった。しかし今では彼は「これほど
自由になれたのは、人生で初めてだ」と言っている。
スイス・ゲイ農場経営者組織のRolandは 若いゲイの
農場経営者に ゲイであることを公表するように
助言している。たいていの他人はゲイを受け入れて
くれるからだ。
Georgも今では スイスのゲイの農業者と恋愛関係にあり、
Rolandの言うとおりだと思っている。
Georgは若い頃に女性と結婚したことを後悔している。
あの頃 ゲイのバーもなかったし、ゲイだと公表している
人もいなかったが。
最近になり、やっと 若い頃の親友がゲイだったと
いうことを知った。若い頃に それを知っていたら人生は 
変わっていただろうと思う。
下記サイトから:
http://zuender.zeit.de/2008/39/schwule-bauern-swissgayfarmers
  


Posted by jtw at 21:14Comments(0)