2008年09月09日

ドイツの作家(夫はイスラエル人)のインタビュー

Theresa Baeuerleinは初めての長編小説「良い日々だった」
を書いた。ドイツ人レナとユダヤ人トムが テルアビブの
自閉症患者の施設でアルバイトするという恋愛小説。
知りあって まもなくトムは求婚する。トムはイスラエルの
兵役を逃れるために偽装結婚したいのだった。

以下はTheresaへのインタビューの抜粋:
2000年に高校卒業試験の後、当時のカレは兵役に就く
代わりに民間での奉仕を外国でしたかったので 
二人で陸路でイスラエルへ行った。テルアビブの自閉症患者
の施設で働いた。5ヶ月で嫌になり、やめた。暑いし、
人々は親切でなかった。そのうえ 第2次インティファーダが
起きて どうしていいか 分からなかった。
それからOldenburg大学で 政治を勉強し、2002年に
ミュンヘン大学へ移った。
2006年にグアテマラの宿でトムに会った。2008年から
トムと一緒に暮らしている。

ミュンヘンは冷ややかな感じがするし、心が少ないように
思えた。イスラエル人は 堅苦しくない。しかし いつも
緊張していて じっとしていない。それで時々頭が痛くなる。
私は普通に生活しているけれど、まったく安全だと
思っているわけではない。正常だ、普通だと言うのは 
見せかけで、どの家庭でも 誰かが戦死したり、
襲撃されて死んでいる。トムは従兄弟が死んでいる。
トムと私の関係にも 政治的な面はある。政治とホロコーストは
二人の間にあるテーマだ。
この小説の半分は自伝的なものだ。

ドイツ人がイスラエルへ行くと「あなたはユダヤ人か?ここに
家族がいるのか?」と訊かれる。ちがうと 答えると、
驚いた様子で「なぜイスラエルに来たのか?」と言われる。
しかし トムの家族は そんな事を言わなかった。私を
受け入れてくれた。誰も否定的なことを言わないで
いてくれた。
トムのおばあさんは ドイツで生まれ、Theresienstadtの
強制収用所に居た。おばあさんと私はドイツ語で話する。
下記サイトから:
http://zuender.zeit.de/2008/36/das-war-der-gute-teil-des-tages-theresa-bauerlein-interview-sexkolumnistin-israel

  


Posted by jtw at 12:49Comments(0)