2008年09月25日

南イタリアの子どもの貧困

イタリアは不景気で 個人消費は停滞している。
特に南部で 子どもの貧困はどこでも見られる。
南部の古都パレルモでSerafinaは 12年間 子どもと
青少年のためのデイケアセンターを経営している。
他に財産はなく、子沢山なのが財産だという家庭も多い。
センターへ来る子はシラミまみれで、顔も汚れている。
彼女は子どもに基本的な規則を教えなければ
ならない:盗むな、窓を割るな、人ごみの中で
カンシャク玉をならすな。
こういうプロジェクトはイタリアで まだ少ない。効果的な
家庭行政や子どもの保護が不足している。
子どもの16-25%は貧困境界以下で生きている。
その数は約300万人。欧州で一番 子どもの貧困が多い。

貧しいこどもの大半は南部にいる。子沢山の家庭の
子どもだ。そのような人々は自分の権利を利用しない。
たとえば、薬代は自分で工面しなくてもいいとか、
住居費補助は申し込めるとか 知っていれば、
これほど困ることはないのにと ケースワーカーは嘆く。

イタリアは他の欧州の国と違い、子どもへの支援は
不十分である。子どもへの補助は少ないし、
幼稚園は金がかかる。南イタリアでは 稼ぎは
少ないのに、他の地方と同じ値段で物を買わ
なければ ならない。
貧困を悪循環を断つために国がもっと多くのことを 
なぜしないのかと Serafinaは思う。
見通しの暗さは犯罪と結びついている。多くの子
どもの家庭では 父親が犯罪を犯している。
国の支援がなければ、このような子は働くしかない。
家庭の中で働くのを含めて。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,3646283,00.html  


Posted by jtw at 14:37Comments(0)