2010年01月30日

子ども奴隷inハイチ

「家事労働奴隷」と言われる子どもの状況は
地震の後、さらに恐ろしいものになった。
賃金はなく、寝る場所を得る代わりに働く子どもは
ハイチに数十万人いる。
10歳のジョアンは 1歳下の妹と首都ポルトプランス
へ来て、スラムにある雇い主の家に住む。
1804年にアメリカ大陸で初めて奴隷制を廃止した 
この国に175000~30万人も子ども奴隷がいる。
住み込んでいる家庭に 地震の後、食べ物が十分に
なくなると、残飯を食べている子ども奴隷は 
食べるものがなくなる。あるいは 追い出される。
地震の後 路上生活する子ども奴隷や 多くの孤児を
狙って 人身売買業者が 子どもを誘拐し、外国へ
売る仕事に取り掛かっている。
奴隷の買主も貧しく、一部屋しか無い家に住んで
いる場合は 子ども奴隷は 家の裏にマットを
敷いて 寝ることも稀でない。
多くの子ども奴隷は 低栄養状態で 低発達である。
ジョアンも朝5時から 夜 遅くまで働く。子ども
奴隷の大半は 女の子で 掃除・洗濯・皿洗い・
買い物をして、家の誰よりも 遅く寝る。国家の誰も 
この子たちを心配しない。
子ども奴隷は首都だけでなく、すべての町にいる。
子ども奴隷の女の子の多くは 性的に暴行され 
HIVに感染している。ハイチはアフリカに次いで 
エイズの感染率が高い。
ジョアンと妹は16~18歳で 雇い主の家を出る。
この年齢になると搾取されるのに 我慢できなくなる。
ジョアンの働く家の人に 子ども支援組織は地震の前
に 女の子を学校へやってほしいと 伝えていた。
少しでも 教育を受ければ 人生の次の段階で 
もっと良いきっかけが得られるという希望が持てる。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/politik/2010-01/haiti-kinder-erdbeben  


Posted by jtw at 14:44Comments(0)