2010年01月27日

安い葬式・福祉による葬式増加inドイツ

経済危機の影響は葬式にも見られ、葬式の費用を
払えない遺族が増えている。
社会福祉による葬式が増え、安い棺が多く出回って
いる。音楽や葬儀は無く、棺に収め 焼き場に送る
だけになる。ここに葬式の伝統はない。
棺業界は2009年に前年比11%売り上げ減った。
今 棺は半数は輸入物だ。ポーランド、チェコ、
ルーマニア、ブルガリア、スロバキアから来る。
ドイツで生産すると 原材料と賃金のために 
競争にならない。
安い葬式の増加は 死亡手当ての廃止、失業手当
(生活保護)HarzIV受給者の増加、年金生活者の増加
による。
そういう状況のため 社会福祉による葬式が
増えている。2005年にノルトライン・ヴェスト
ファレン州で社会福祉局は 葬式のために660万ユーロ
を支払った。2008年には1330万ユーロ支払った。
キリスト教による葬儀は減っている。
家族はちりじりに住み、ドイツに家族がいるとは 
限らず、外国にも住んでいることが多くなった。
これらのことが 伝統的葬儀を しにくくしている。
安く済ませるために チェコまで行って 火葬し、
匿名で埋葬する遺族もある。
葬式のやり方も二極分化し、安い葬式をする人が
増える一方で、「デザイナー骨壷」の市場がある。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/inland/bestattungskultur100.html

  


Posted by jtw at 16:25Comments(0)