2010年01月07日

チェコの麻薬法ゆるくなる

ハッシッシやコカインについて、2010年1月1日からチェコで 欧州の中では屈指の寛容な麻薬法が施行される。
しかしマリフアナとコカインの大幅な自由化に批判もある。
チェコは長い間、寛容な麻薬政策で知られていた。
今回の法改正により、自分で使うためなら ある程度の量のハッシッシやマリフアナは許される。もっと強い麻薬については、エクスタシー4錠、LSD4錠、1グラムのコカイン、0.5グラムのヘロイン(これはオランダの場合の3倍の量)が許される。
自由化の論拠は、薬物嗜好は犯罪の問題でなく、健康の問題であるということだ。マリフアナを例にとると、製造は今も犯罪であるが、所有は 限度内であれば 犯罪でない。自由化はディーラーには当てはまらない。
20年前に 支援組織 Drop-Inを設立した 心理士Ivan Doudeは 新しい規制は 間違えた方向に向かっていると言う:「警察は麻薬市場を効果的に規制する機会を持たないので 麻薬政策の出費は 予防に集中することが大切になるだろう。しかし実際は 啓発と予防のために チェコは オランダの出費と比べ、ごく僅かしか出費していない」

プラハの旧市街地にあるDrop-Inに 毎日 早朝から若い薬物依存症者が集まる。ボランティアが 茶、スープ、ビタミン剤、清潔な注射器を配る。

まもなく若い人がプラハに群れをなして やってきて、
マリフアナを吸い、他の薬物を使うだろう。なぜならチェコの隣国 ドイツ、スロバキア、ハンガリー、ポーランドで 規制は はるかに厳しいからだ。
2009年にプラハへの旅行者は最少だった。アムステルダムのような活気を チェコの観光業界は 呈するのだろうか。
下記サイトから:
http://www.tagesschau.de/ausland/tschechien186.html



  


Posted by jtw at 17:16Comments(0)