2010年01月06日

薬物依存症者inサンパウロ

下記サイトに写真10枚:
http://www.zeit.de/politik/ausland/2009-12/bg-crack-sao-paolo-2

写真1. クラッコランディアと呼ばれる旧市街地域。
クラック(高純度の結晶状コカイン)から名づけられた。
ここに依存症者が沢山いる。
2. 60年代から依存症者がここに住み着いている。
子どもも多い。麻薬と無縁の人はこの地区に近づかない。
クラック依存症者は しばしば精神的・肉体的に衰弱する。
3. クラックを吸うと呼吸器が損なわれる。肺出血を
伴う高熱と血液中の酸素不足のため「クラック肺」
という状態になる。
4.クラックは小さい粒で、加熱すると パチッと音が
する。それでcrack「音をたてて割れる」と呼ばれる。
5. 妊娠中のクラック依存症者。クラック依存症者
から生まれた新生児は禁断症状を呈する。クラックを
吸うと数秒後に効く。クラックは高度の精神的病的
依存を引き起こすことがある。
6. クラックは吸うと多幸感をもたらす。しかし
数分後に空虚感が襲ってくる。この両極端の間を 
揺れ動くことが 精神的変調をもたらす。
7. クラックを吸うことにより 身体は弱り、重い
感染症にかかりやすくなる。
8. サンパウロは人口約2000万人貧富の差は大きい。
若いクラック依存症者の大半は この社会の最も
悲惨な人々だ。
9. クラックは80年代にアメリカ合衆国に広まり、
90年代にラテンアメリカのゲットーに入った。その
うちに安い麻薬 パコpacoのようなのが 入って
きた。パコはコカイン製造の過程で生じる廃棄物だ。
10. パコはアルゼンチンの貧民地区から始まった。
クラックと同じ作用がある。そして 依存症者の肉体
と人格を もっと速く破壊する。  


Posted by jtw at 17:40Comments(0)