2009年01月03日

ホロコーストの時代の愛の物語・出版取りやめ

本の印刷の前に 事実の歪曲が指摘され、本は
出版されないことになった。
Herman Rosenblat(79歳)はBuchenwaldの
強制収用所に入れられていた経験を出版する
予定だったが、収容所での話しをロマンチックに美化して、
本の売り上げを増やそうとしたと非難された。
2008年9月に出版されたお子様むけの「天使の少女」
は既に回収された。

新聞記事にでた彼の話では、
監視の目の届かない塀のところに 9歳の少女が 
何ヶ月もの間 毎日 彼にリンゴを一個 わたすために
現れた。少女もユダヤ人だったが、家族は近くの
強制労働所で働き、ポーランド系のキリスト教徒だと
詐称していた。その十年後、1957年に二人は 
コニーアイランドのアミューズメント公園で 偶然 再会し、
結婚し、今も幸せにくらしている。
という彼の話だった。

テレビの有名ショーにも夫婦で出演し、本が出れば 
売れるのは間違いないと思われていたが、
悪いことは できないもので、疑問の声があがった。
ミシガン州立大学のKenneth Waltzerという大量殺戮
研究者は そういう場面は全くありえないし、それでも 
そう主張する人は 強制収用所に管理の恐ろしさを 
些細なもののように見せることになるだろうと 述べた。

アメリカでは ホロコーストを生き延びた人々の報告に対する 
冷笑主義が増えてきているので この件についても 
議論されている。
アメリカにいるユダヤ人の中に ホロコーストを種に金もうけを 
しようと言う考えに対し、不快感を示す人も増えている。
下記サイトから:
http://www.faz.net/s/RubBE163169B4324E24BA92AAEB5BDEF0DA/Doc~E6D6C32077336479D96EEB0C2C3BA1882~ATpl~Ecommon~Scontent.html  


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2009年01月03日

文楽・人形浄瑠璃/正月公演ご案内

2009年1月3日~25.日。大阪 日本橋 国立文楽劇場で。
14日休館。15日から一部と二部入れ替え。
第一部は11時から、第二部は4時から。
まれに 貸切があります。そうでない限り 予約なしでいいです。
いつ行っても 入れないということはないです。

第一部 増補忠臣蔵と 吉田屋というホステスさんの話です。

第二部 新版 歌祭文。 お染めと久松の話で 有名。
野崎村の段が 特に よく上演されます。
幕見席という一幕だけ見れるという安い席でいいです。
幕見席で 二部の 野崎村だけか 油屋の段の咲大夫
さんだけを 聞くのが お徳です。
野崎村は 4時50分から6時半まで。
油屋の段は 7時7分から8時20分まで。

幕見は それぞれ 20分ほど前までに 窓口へ行きます。
千円-1500円で済みます。幕見席 売り切れの場合 
二等席2300円を買ってください。いつでも すいてます。

昼夜の部が ひっくり返る15日以後ですと 野崎村は
11時50分から、油屋は2時からです。

初めての方にとって 4時間の公演は 長すぎかも
しれないので、幕見が いいです。これ程の芸を
千円で 楽しませてもらえるのは 有難いです。
留学生は お金がないので 幕見席に案内することに
しています。

4時間 見る場合 途中で30分の食事休みがあります。
館内の弁当は高いし、館内のレストランは入ったことないけど
高価だと思うので、コンビニでなにか 買っていって 
座席で食べるのが お徳です。
イヤホンガイドという のが 500円くらいで 借りられます。
字幕もでます。なにせ 200年以上まえの大阪弁なので 
字幕があっても 分かりにくいから イヤホンガイドも
あるんだと 思います。

聞いて分からない言葉は やまほど 出てきます。
たとえば 新口村という浄瑠璃に 「孫え門はロウソクの...」
というのが ありまして、しかし人形さんは 蝋燭をもって
いないし、何かいなと 思って 後で本を見ると「老足」
でした。

三十三間堂 棟木の由来という浄瑠璃には 「それは
ヤカンの年ふる身」というのが でてきまして、舞台には
薬缶はないし、古語辞典を引いたら 「野干」でヤカンと
読み、狐のことだと分かりました。

いちいち 古語辞典をひくのは ナンギなので
全部 言葉を分かろうと 努力しないで 語りと三味線と
人形さんを楽しんで ください。

東京での 文楽公演は キップが取りにくいそうです。
大阪 文楽劇場は 席数も多く 公演期間も長いのに
人口は 東京より少ないから いつでも 入れます。

咲大夫さん、英大夫さん、呂勢大夫さんなど 人間国宝
ではないけれど いいですから 聞いてみてください。
妹は 呂茂大夫さんと言う若い大夫さんのファンです。
国宝でなくても 気に入った技芸員さんを みつけて
長く楽しんで ください。
私はもう30年以上も楽しませてもらっていますが、技芸員
さん方には 大変な重労働で、40-50歳代で 亡くなられた
方も多いです。
呂大夫さん 相生大夫さん 緑大夫さんなど 若くて
亡くなられまして 残念でなりません。

三味線にも いい音をだす方が たくさん おられます。
特に寛治さんは 長老で、第一部に出られます。
人形遣い 勘十郎さん 玉女さん等を 楽しんで
ください。
書いていると 切が無く、この辺でやめます。
お問い合わせは メールをください。






  


Posted by jtw at 07:17Comments(2)