2007年12月10日

土地を持たない農民の一ヶ月間のデモ行進inインド

10月29日発:
25000人の農民が土地を要求するためにニューデリーへ
向かって行進した。彼らは独立後50年以上経った今も 
インドの好景気から締め出されていると感じている。これらの
農民と家族は350キロ離れた首都へ歩いて行くために 
インド中部のGwalior市に集まった。
彼らの要求は公平な土地の割り当てと生活条件の改善である。

インドの人口の1/3は農業に従事する。
インド人のうち約4億5千万人は貧困で 1日に1ドル以下で
生きている。
行進の主催者の話しでは インド人の40%は土地を持たない。

土地のない多くの人にとって 急速な景気上昇は敵になった。
投資は 生産や原材料の産出のための土地を要求する。
その土地の多くは 安い税金で企業を誘致する特別経済区
である。基本的施設(インフラ)や国立公園のためにも
 国は多くの土地を必要とする。そのような土地に住む
農民は 補償金を提示されたら 土地を離れるしかない。
責任は 特に賄賂のきく高級官僚にある。

農民の要求しているのは:
1.土地の配分を監督する役所の設立
2.未解決の請求を早く処理する特別の裁判所
(今 裁判は20年もかかることがある)
3.抗告のための最終的な窓口の創設

土地のない農民の状況は 現代における奴隷の身分
である、とハンブルクのアジア経済研究所のBianca 
Stachoskeは言う。
彼らは種や肥料を買うために地主から金を借りる。
天候が悪いと収穫はなく、生活は困窮する。
土地のない農民の状況を変えないと離農を早めること
になる。しかし もはや大都会に 農民を受け入れる場は
無くなっている。
 
25000人の行進者は 政府が公式に農民の問題を受け
入れるまで首都に 何とかして 留まる計画である。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2851765,00.html
  


Posted by jtw at 15:33Comments(0)