2007年12月07日

ブルガリアの首都ソフィアのジプシーとその他の市民

ソフィアのジプシー居住区を1.3キロの長さの壁で守る
という計画がある。今までも人種間の緊張があるのに、
壁はそれを深刻化するという批判もある。
この壁はジプシー地区の住人が鉄道線路を横切らない
ように危険防止のために計画されている。列車に物を
投げつけないように、そして 不法投棄のゴミの山が
できないように するためでもある。

しかしソフィアの人権擁護者は 新しいゲットウが作られ、
ジプシーが孤立させられるのではないかと心配している。
ソフィアには35000人のジプシーがいる。
ジプシーの孤立はブルガリアの共産主義全体主義
体制の遺産である。1989年以後 ブルガリアの困難は
複雑を極め ジプシーは国から顧みられないままだった。
Open Society、世界銀行、EUなどの国際組織は
繰り返し 次の事に注意を喚起した:公式の発表では
40万人 非公式には80万人と言われるブルガリアの
ジプシーは 酷い貧困のうちに暮らしていて、教育も
うけられないし、政治的・経済的・社会的に融合する
機会もない。
80%は失業している。
ジプシーを社会に組み込む運動にもかかわらず、
ジプシーに対する先入観は根強く、スラブ系ブルガリア
人はジプシーを「法律を超えた存在」だと嘆く。
反ジプシー組織も三つの都市に生まれた。

少数民族国際研究センターの所長 Antonina 
Scheljaskovaは ジプシーをスラブ系市民との
不穏な共生を「二つの交わることのない世界」
「緊張を生む永続的温床」と表現する。
暴力的衝突は繰り返し起きた。
そういう状況なので メディアが118人のブルガリア人に
壁の建設について尋ねたところ、108人は賛成で 
僅か9人が反対だった。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2974403,00.html
  


Posted by jtw at 17:15Comments(0)