2007年06月19日

奴隷労働@中国山西省・少年少女も被害に

テレビは 奴隷労働者が 煉瓦工場や炭鉱の宿舎から よろめきながら 
出てくる映像を 流した。
親は やっと 行方不明だった 子どもと再会できる希望を持てる
ようになった。しかし 子どもは 山西省の煉瓦工場や 炭鉱で
酷い扱いを受けてきた。
千人以上の労働者が 煉瓦工場と炭鉱で 奴隷として 働かせられていた。
1日19時間労働で 工場の入り口には 監視員と犬がいて、製造現場は 
高い塀に囲まれていた。
月80ユーロ(1ユーロは160円)という約束は 守られていなかった。
逃げようとする者は 虐待され 時には 殺された。
若い労働者の大半は 隣の河南省の田舎からの 教育を受けていない
人だった。不法な職業紹介業者は 田舎で 若い男に声をかけ 工場へ
連れて行く。労働者1人で 紹介業者は 40-50ユーロの 紹介手数料を
稼ぐ。
地元の行政・警察・職業安定所が 企業とグルになっていた。
一般の人が この醜聞を知ったのは 河南省の州都 Zhengzhou で
行方不明の人を探す広告が 増えてきたからである。職を求める少年少女・
成人の男が 跡を残さないで消えていった。
救出された人は テレビに映され それによって わが子のことを 知った
親は 多い。役所は 長年 人身売買を止めさせなかった。地方の幹部は
知っていたはずだと 地元の新聞社は言っている。
「中国社会の 道義・徳性は 地に落ちた。道義は党中央からの 標語に
よって 育つものではない。道義の危機は 政治的・経済的秩序から
生まれる」と 労組員は言う。
今 中央政府の指示によって 3500人以上の 警官が 数千の煉瓦工場や
炭鉱を 監視するために 派遣されている。「調和のとれた社会」という
イメージが 奴隷労働者の存在によって 傷つくのを 共産党は
恐れている。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2613611,00.html
  


Posted by jtw at 14:13Comments(3)