2009年03月07日

麻薬と覚せい剤

2007年に日本で 薬物のために逮捕された人は約2000人。
一方、アメリカでは872721人が逮捕されている。

麻は日本では 第二次大戦が終わるまで普通に
栽培されていた。麻は麻薬の元だとして、占領軍が
その栽培を制限した。麻の繊維は 紙、布、ぞうりの
鼻緒に使われた。麻の実は今も 七味唐辛子の中に
入っている。

日本で「麻薬」というのは 植物から取った薬物で、
アヘン・コカイン・大麻(マリフアナ)などを指す。

「覚醒剤」は「麻薬」と違う類をつくり、アンフェタミン・メタンフェタミン
など 人工のものを指す。

今では アンフェタミンとメタンフェタミンは 最も広く使われる薬物
であり、麻薬で逮捕されるよりも 覚醒剤で逮捕される人が 
はるかに多い。1:10の割合だ。

以上 Colin Smith, "Smoke & Mirros",
KANSAI TIME OUT,2009年3月号 p.8 から抜粋。
Kansai time outは 神戸で出ている雑誌です。
不景気なのに もう30年ほど もってます。



  


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2009年03月07日

薬物戦争inメキシコ

麻薬組織が警察をコントロールし、年に数千人を殺し、
観光客を追い払い、都市を破滅させている。
最悪の町はフアレズ市。アメリカとの国境にあり、
麻薬と売春と汚職で 市は もはやご臨終だ。

フアレズ市では去年1500人が麻薬戦争で殺された。
毎日のように路上に死体が見られる。

下記サイトに この世の地獄の写真が15枚。
http://www.stern.de/panorama/:Mexiko-Ciudad-Juarez-H%F6lle-Erden/656870.html?cp=1

写真1.2.3は 売春と性病について。
写真10:2007年に始まる麻薬戦争の前から フアレズ
の子供は貧困の中で暮らしている。
器械組み立て工場が中米・南米からここへ労働者を
引き付けている。1994年に北米自由貿易地域に
メキシコが加盟してからそれが可能になった。市は
急成長し、スラム街も広がった。
写真11:アメリカのエルパソと接するスラム街。
写真14:国境でアメリカの国境警備隊に見つからない
ように 身を隠す人。毎年300万人がアメリカへ密入国する。
写真15:ヘロインを打つ男。コロンビアのカカインとヘロインは 
メキシコ経由でアメリカに送られる。
  


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