2009年03月15日

「SOS子ども村」ガザ地区から

2009年3月12日
Kamil el Shamiさんのブログから。
(ドイツ語の会のブログの 2月 22日にもKamilさんの
ブログが出ています)

Samiときょうだいが 孤児院・SOS子ども村に来た
のは、父が死に、母が子どもを見捨てたからだ。
祖父が孫たちを引き取ったが、荷が重すぎた。それで 
SOS村に来て 「SOS母」のWasfiaと過ごすことになった。

戦争が始まった時、Samiは ほとんど話ししなくなった。
あまり食べなくなり、ついにまったく食べなくなった
ので点滴して栄養を与える他なくなった。
戦争が終わっても すぐには Samiは平和を信じ
なかった。食べ始めたけれど、家から離れなかった。
母であるWasfiaの手の届く範囲に留まった。
2~3日前にやっと Samiは幼稚園に行くと言った。
ほっとした。今朝 Samiは Wasfiaさんに 誕生日の
ケーキを焼いてくれないだろうかと尋ねた。今まで 
誕生日をちゃんと祝ってもらったことはなかったようだ。
Wasfiaは このことを私に言ってくれた時、満面に笑み
を浮かべていた。
下記サイトから:
http://www.stern.de/blog/index.php?op=ViewArticle&articleId=2162&blogId=75  


Posted by jtw at 14:17Comments(0)