2007年01月31日

統合失調症患者の苦しみ(昨日の続き)ケルン大付属病院

マイレ イラ フォルヴィルさんは この病気に苦しまなかった日を 思い出せない。
「子どもの時 既に 認知の変質を 感じていた。認知の変質は ゆっくり 
始まり 鑑の中の 像が 歪むように見えて そのうち すべてが おもちゃの
ように 思われるようになり あまりにも 非現実的な 世界になって、
勉強も 手に付かなくなり 集中できなくなった。」
このような症候を 医者は 長い間 正しく 理解できなかった。
彼女も これは いったい 何なのだろうと 思ってきた。何も 分からない
ままに 一人 ほおって 置かれて いるような 気がしていた。
この苦しみを何年も して やっと 統合失調症という診断が ついた。
「私は 私で ないのです。これからは 人間として 今までよりも 
多くを 感じられる ようになりたい。」

アンネ ベルクフェルダーさんも 2-3ヶ月前に ケルン大学病院 精神科へ きた。
「もう 一刻も待てないと いう状態で ここへ来た。変な 声が 聞こえるし、
不安だし 電車の前に 立つと 恐ろしくなるし、広場恐怖症も あるしで 
3ヶ月 入院した。」
今 彼女は 外来に 通っている。将来の 計画も 考えられる ようになった。
「職業学校を 卒業したい。それから コック見習いを して、見習いが
 終わったら ぜったい 外国へ 行く。」

ケルン大学精神科の 医師 Markus Leweke は より確かで 
追試できる基礎に 基づいて 観察結果を 確認する方法を 求めてきた。
「精神科では 診断を 臨床の所見で 支えなければならない。
そして 臨床で くだした診断を 裏付ける 道を 求めるのは 当然だ。
患者にとっても 医者にとっても 信頼できる 確かな 診断だという 裏付けが 
求められている。そのような 道の 一つが この検査だ。
このバイオマーカーは 統合失調症 診断に 役立つ。」
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/6/0,3672,4340934,00.html
  


Posted by jtw at 09:30Comments(0)