2007年01月28日

大暴風が森に与える好影響

先週ドイツを 大暴風が 襲ったが 90年と99年の 暴風の時に得られた
教訓は 次の通り:
木が倒れ 地面に 陽が差すようになり 地温が上がると 地中の 微生物が 増え、
より多くの栄養素が 利用できるよになり 植物の生育が よくなる。
特に 森の奥では 大暴風の後の 何年かに 植物の種類は 増え、森の奥の
 回復は 周辺部よりも 早い。
ほおって 置いた方が 植林よりも 安くつく。
暴風の 被害を受けなかった 森に 比べて 被害のあった森では 生物の 種類も 
70%多い。昆虫は 2倍以上に 増える。暖かい場を 好む 蜂や 蝶々も ふえる。
横たわった木や 枝は 落石・雪を 止める 防御物として 普通の 森よりも いい。
大暴風を 自然破壊だと 人は 思い、 倒木を 放置しておくのは 資源の 
浪費だと 人は 思うが 大暴風の後の 混乱と ゆったりと つき合えば 
次の世代の 森のためにもなり 雪崩防止にも 役立ち おまけに 財産としての 
森の 価値をも 増やすことになる。
暴風の 後に いっせいに 倒木を 市場にだせば 木材の価格は 下がる。
そうなると 暴風の被害者だけでなく 木材を売買する人にも 被害が 広がる。
少なくとも 倒木の一部を そのまま森に 置いておくと 木材価格の下落は 
避けられる。
とは 言うものの 99年の 暴風の後の 倒木整理事業補助金は 有り難かった。
下記サイトから:
http://www.zeit.de/2007/05/Text-90Zeiler
  


Posted by jtw at 12:01Comments(0)