2007年08月02日

カンガルーは雨を予知する

動物は天候の変化を予知する。
オーストラリアの気象台は 原住民による 長期天気予報を
公式サイトに のせている。
グラムピアンス国立公園の 原住民文化センターの職員
Aaronによると 蛙が鳴いて 交尾すると 川や湖に水が
たまると 原住民は 言い伝えている。
こういう予報を 原住民は 「風景・状況を読む」と言う。
オオバタンという鳥は 玉葱草が 増えると 大群で 食べに
来る。そうなると 朝は 涼しくなる。そして エミューも
群れて来て カンガルーは どこかへ行ってしまう。
Aaronは 部族の長老やおじ・おばに 話を聞いて 知識を
増やしてきた。
亜熱帯では 四季という考えは うまく いかないので
かなりの部族では 六季や 七季を 持つ。二季の部族もある。
このような 伝統的知識は 絶えつつある。昔の 原住民は
賢かった。1974年に ダーウィンを 竜巻が襲った時
ダーウィンには 原住民も 犬も いなくなっていた。2-3日
前に 予知して 逃げていたから。
グラムピアンス国立公園の レインジャー Mikeによると
山火事を 防ぐのに 消火剤や ブルドーザーで作る林道は
使わない。原住民のカレンダーと 山の尾根や小川を 使う。

多くのオーストラリア人は 6年続きの乾燥が いつ 緩む
かを 知りたがっている。しかし Aaronの予報では 乾燥は
弱まらない。苔が育つほどには 気温が下がっていない。
カンガルーは 子どもを袋から出さない。鳥は たいてい
北へ渡らないといけない。動物の こういう動きを 見ると
雨が 降る見込みは 少ないようだ。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2706105,00.html
  


Posted by jtw at 19:07Comments(0)