2007年11月20日

一夫多妻制@セネガル・西アフリカ

セネガルで一夫多妻制は一般的である。
多くの女性にとって結婚する唯一の方法は2番目の妻に
なることだ。隣国や他の西アフリカの社会と比べて 
セネガルの女性は独立し自立している。自分で稼ぎ 
政治に参加し メディアで働く女性も多い。こういう社会で 
一夫多妻制は矛盾しているように見える。
タクシー運転手や警察官にも 女性はいる。同時に 
セネガルの女性にとって 結婚することは きわめて大切である。

イスラム法によると 男は複数の妻をもっていい。民法に
よると妻は多くても4人と定められている。セネガルの統計局
によると 結婚している女性の半数は一夫多妻の関係にある。
セネガルの人口のほぼ95%はイスラム教徒であり 
大変信心深い。そのうえ セネガル社会は家父長制の色が濃い。
女性は職場で現代的に振舞っていても 家庭では夫や
子どもが 食べ始める前に 食卓に座ることはない。

Aminataの従姉妹は35歳になり もはや一夫一妻の結婚は 
ムリと諦め、2番目の妻になった。

2番目の妻が 別の家にいると問題は少ない。
複数の妻が同居していて こんがらがると、イスラム教聖職者が
呼ばれる。

今は 若い男の稼ぎが少ないので 一夫多妻は減っている。
首都Dakarで 働いている人の半分は1ヶ月60ユーロ
(1ユーロは約160円)の収入しかない。一方 女性は結婚に
ついて 物質的にも感情的にも多くを期待する。それで 
セネガルでは 心臓・循環器病は 死因ランキングの2番目に位置する。
下記サイトから: 
http://zuender.zeit.de/2007/45/polygamie-senegal



Posted by jtw at 14:30│Comments(0)
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