2013年03月14日

ドイツの名字

鈴木直志、”さすが、職人の国 ドイツ”、
月刊「図書」2013年2月号 p.34から抜粋。
ドイツでは 12世紀から15世紀にかけて名字の使用が
普及したといわれる。それまでは 人口も少なく、散在
する小集落に暮らす時代にあっては 呼び名だけで
互いに十分に識別できた。
ドイツの名字は五種類に大別される。第一は父称
姓名でハルトマンやヴェルナーなど。
第二は 出身地姓で、居住者が添え名にしていた
出身地名が 後に名字になった。ボヘミアに由来
するベーム、バイエルンに由来するバイアーなど。
第三は 居住地姓で、居住する農場(ホーフ)名や
建物(都市の建物に付けられた動植物などの標章)名、
さらに近隣地域の地形が名字に転化する例である。
アルトホーフ、ヴォルフ、バッハなど。
第四は あだ名で、クラインやシュヴァルツなど。
第五に職業姓がある。
ドイツの名字の大きな特徴は 職業姓が際立って
多いことだ。
1996年の電話帳を元にした資料によると 最多の
ミュラー(粉屋)、二位がシュミット(鍛冶屋)、三位が
シュナイダー(仕立屋)、実に14位まで 職業姓が占めている。
ヴェーバー(織工)は六位、ヴァーグナー(車輪工)は七位。
(すずき ただし・ドイツ近世・近代史)



※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。