2007年09月26日

博士号をもつ外国人掃除婦

Valentinaが 故郷 ウズベキスタンから ドイツへ来た時 
やる気はあった。芸術を専攻し、教育学博士号を取っていた。
6年後の今 彼女は 幻想を捨てた。45歳になって 
故国での学位は 評価されないことを 悟った。

Oldenburg大学の Rolf Meinhardt教授は 
ニーダーザクセン州にいる 260人の大卒の移住者を 
調査した。その内 約40%は 大卒資格を 評価されていない。
1/3弱は 最初から 大卒を評価されようとも 思っていない。
建築技師は ペンキ屋になり、教師は 掃除婦になる。

Valentinaは 何度も転職した。3年間は 老人介護の仕事をした。
今は ある協会で 時給1ユーロという 奉仕で働いている。
しかしウズベキスタンにいる時より 稼ぎはいい。

学位が認められないという ことは 零落させられたと言う
トラウマになる。学位を認めることは 移住者が 自分の価値を 
取り戻すのに役立つ。専門家は ドイツで 不足しているのだから、
もし 移住者の学位を 認めれば すべての人の 利益になる。

しかし ボンの 外国人教育センターの所長 Peter Oberschelpは 
Meinhardt教授の 説に 異議を唱える。
外国人医師は ドイツで医師に要請される条件を 多くの場合 
満たさない。たとえば東欧には 五つの医師養成教育があり、
そのうち 一つだけが ドイツの基準を満たす。

Marynaは ウクライナで 経済学を 専攻して 銀行で
働いていた。彼女の大卒の資格も ドイツでは 評価されなかった。
「共産主義の経済学を勉強したんだろう」と言われた。
職業安定所は 理学療法士の教育を 受けるように 助言した。
42歳になるMarynaは 1年前から 理学療法士として働いている。
ウクライナの銀行員より 今の職の 方が 気に入っている。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/,ra7m3/jobkarriere/artikel/409/134156/



Posted by jtw at 10:44│Comments(0)
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