2007年07月23日

マウスをクリックして途上国の人に小額貸付

発展途上国の零細企業家を貸付金で 助けたい人は マウスを
クリックするだけでいいという仕組みを アメリカの組織
Kiva が 作った。
しかし 専門家は この考えを批判的に見ている。

カンボジアの女性は 魚網を買いたい。メキシコの女性は
中古衣料店を開きたい。象牙海岸の女性は 化粧品店を
改装したい。この3人は Kiva orgに 頼った。
このアメリカの援助組織の ウェブサイトには 約14000の
同様の 貸付例が ある。
数十年前からキリスト教の組合 Oikocredit は
小額ローンを支援している。
Kiva orgの 新しい点は インターネットを使うことと、
貸付をしたい人が 中心にあるということだ。
貸し金の提供者は ネットで 誰に金を 貸せるかを探す。
支払いは クレジットカードか オンラインの PayPalで
する。返済は 保証されていないが、今まで 99%の
ローンは 返済されている。
この考えを実地で始めたのは カリフォルニアの夫婦
Jessica Flannery とMatt Flannery。
Jessica は アフリカのマイクロ金融組織で 働いていた。
夫は カリフォルニアの製造業界で働いていた。
2005年に Kiva org を設立した。
その任務は 人々をつなぐ ことと 零細組織を助けること。
Kiva には 約78000人の 貸付人が いる。その中に 欧州の
人もいて その一人 Remagenの Clausmann はこのクレジット
活動についてブログを 書いている。
この貸し金事業は ブログで 人気が高い。
貸付人は 利子を取らない。
Kivaは 12000の貸付人をもち、総額820万ドルを 貸し出した。
これは Oikocredit の 貸付金 1億5千万ドルと比べて
少ない。
専門家は Kivaの 貸付が 長期的に 発展途上国の役に立つか 
どうか 疑念をもっている。 
「ドイツ技術共同作業のための組合」の専門家 Gabriela Braun は
発展の政治学の観点から Kiva のしていることは 有意義でない」
と言う。たいていの途上国には 実は 充分な金が あるのに、
効果的な銀行システムが ないだけだ。
このようなシステムは 西側からの援助への 依存を生む。
バングラデッシュの Yunusが 小額貸付金の パイオニアとして
ノーベル平和賞を 受けてから このテーマは 話題になりやすく
なった。
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,2144,2681077,00.html



Posted by jtw at 16:48│Comments(0)
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