2007年07月15日

移住者の子は勉強しても上級学校へ進学する機会が少ない

移民の子はドイツの教育システムでは ドイツ人の子より
成績が良くても挫折する。
これは生まれつきそうなのでなく、社会的な理由がある。
幼稚園から大学まで 教育の全ての段階で ドイツ人と
比べて 移民の子は 不利である。
幼稚園へ行けたとしても ドイツ語の能力は 不十分だ。
小学校へ入ったら 困難は もっと 厳しくなる。
ドイツに生まれた親を持つ三世の15歳の子の うち
約40%は 数学のもっとも易しい問題を 解かねばならない。
若い移民の1/3以上は 学校を卒業できない。
トルコ系移民の子の 約1/2は 上級学校 Hauptschule へ
行き、1/8が ギムナジウム(大学進学高校)へ行く。
移民の子の 1/5は 学校へ入っても 終了できない。
ドイツ人の場合 中退する子は 7%しかいない。
親が滞在許可を持っていない場合 子どもは 特に 困難である。
強制送還されるのを 恐れて そういう子の多くは 学校へ行けない。
約200万人いる大学生の うち わずか8%が 移民の子で、その
多くは 卒業まで もたない。中退率は45%になる。
一方 ドイツ人の中退率は その半分以下。
移民の子は 貧しい家庭の子が 多い。今まで小学校は そういう
家庭の不十分な養育を 埋め合わせることができなかった。
移民の子は ドイツ人よりも成績が 良くても 不利な扱いを
受けると いくつかの調査は 報告している。その結果
ギムナジウムへ推薦されることが 少なくなる。
「職業教育のための連邦研究所」の調査によると 同じ
成績の子であっても、移民の子は 職業教育の専門学校へ
入れる機会が 少ない。教師が生徒の能力に 期待し、信頼する
ことが 教育が成果をあげる鍵になると 同研究所は強調する。
移民の子は 移民の子が過半数を占める小学校へ行く。
トルコ系とアラブ系の子は 特に 上級学校へ 入れる機会が
少ない。ロシアや東欧から来た親の子は まだ いい。
旧東独で ベトナムの子は 平均以上に うまく行っている。
イタリア系の子にも 心配の種になる子は 多い。
スイスにいるトルコ系の子は ドイツにいる子よりも
成績がいい。これは 小学校教育の違いによる。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/,tt4m3/deutschland/artikel/166/122996/



Posted by jtw at 12:22│Comments(0)
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