2007年06月26日

いい母を演じる鬼母・ミュンヒハウゼン代理症候群

ミュンヒハウゼン症候群の患者は 自分を傷つけたり 病気になったふりをする。
その後 確認され 上記の名前を引き継いだ その親戚筋の病気
「代理人をたてるミュンヒハウゼン症候群」
を患う母親は 心遣いが細やかなように 振舞うが 家では子どもを虐待する。
ミュンヒハウゼン代理症候群(MBPS)の母を ビデオカメラで監視して 悪事を本人に
認めさせることもできるが この方法には 議論の余地がある。
すでに1977年に Sir Roy Meadowは この奇妙な子ども虐待を報告した。
Christian Poets は 15年前に ロンドンの国立心臓肺研究所で 働いていた
時に このMBPSに 気づき 病室をカメラで 監視することにした。

Wuerzburg大学病院 法精神科学の指導者 Martin Krupinsk はMBPSの
症例を ドイツ全土で 確認した。379の子ども専門病院のうち 約半数が
このデータ検証に 参加した。
その結果 予期されたよりも多くの症例が 見つかった。
この病気の母親は 子どもに 下剤を飲ませて 下痢がとまらないと言って
通院したり、娘を椅子に縛りつけてハンマーで殴って骨折させて おいて
階段から落ちたと言って 病院へきたりする。小児科へ 来るのを躊躇わない。
病院へ来るのを ためらわないのが 他の虐待と 違うところだ。
重病の子どもを助けようとする医者を 共犯者にしてしまう。
犯人は もっともらしく 振舞い、事実でない情報を 提供し 子どもは
治療を受け 副作用まで 受ける。
Krupinski は 50のMBPSの 症例を検討した。
48例で 母親が犯人で、その平均年齢は 30.7歳。子どもは4歳。
9人の子どもは 永続的障碍をもつようになり、1人は 死んだ。
1/3の母親は 重度の人格障害を持っていたので 精神科へ回された。
彼女たちは 気遣い・優しい言行を 切望しているのに どういう風に
して他人と人間関係を結んでいいか 分からなくて 孤立感をもっている。
何人かは 境界症候群で 少数の母は 薬物・アルコール依存症。
他に 鬱の人もいた。
患者の中には 少女の時代に 感情について配慮されていなかったり
(感情についてのネグレクト)、性的虐待を受けたりした人も まれではない。
そういう人が 病気の子どもを 持つと 情勢が一変する。看護師が親友に
なってしまう。
MBPSだと立証されても 子どもの危険は 取り除かれたわけでは ない。
たいていの医師は ケースワーカーや医師の監視下で 子どもを できるだけ
長く自宅に留めることを 指示するからだ。遅かれ早かれ 子どもは 家から
離されるべきだ。
MBPSの有効な治療法は 今のところない。
精神科医 Reinhard Plassmann は Bad Mergentheim の 心理療法
センターで 治療法を開発したが、この治療法の最終段階まで たどり着いた
患者は いない。患者の心が 安定した時に 初めて 患者の成育暦に
取り組んで 経験や葛藤を 修正することもできる ようになる。

アメリカの精神科医 Marc Feldman は 「人が 病気の振りをするとき」
という本を書いた。

患者に病気の説明を 聞かせるだけでは どうにも ならない。虐待の現場を
押さえられたら 別の病院へ 行って また 同じ芝居を するだけだ。
6月21日の 下記記事から:
http://www.zeit.de/2007/26/M-Muenchhausensyndrom?page=1



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