2007年06月05日

中国への治療ツアー/外国からは頼りにされる中国医療

中国の病院は 西洋の医療から見放された病人に期待をもたせる。
たとえ 批判する人から イカサマと 言われようとも。
しかし 中国国内では 中国の薬や医療への不信感がある。
 
北京郊外の西山病院に Huang Hongyun 医師の 神経再生研究所があり、
対麻痺患者 ALS(筋萎縮性側索硬化症) 多発性硬化症などの 患者が 
デンマーク ドイツ スペイン アメリカ イスラエル などから来る。
1手術は 2万ドル。堕胎した胎児から取った 細胞を注射して入れるという
治療。

医療旅行は 中国医療にとって もうかる事業になっている。北京だけで
毎年1万人が 医療を受けに 外国から来る。
幹細胞治療と 伝統的医療を組み合わせた 治療を提供する病院が 中国
には 約100ある。

伝統的治療ツアー2週間コースでは 針 経絡治療 漢方薬 マッサージを受け、
病院で講演を 聴き、毎朝 気功体操をする というのも ある。

ネットの広告によると 2週間で 臓器移植が 受けられる。
歯の治療も 西欧と比べて 数分の一の 費用で 済む。

一方 地元では 中国の薬や 医療への 不信感が 根強い。
4月に 英国の薬会社 Astra Zeneca は 中国の癌治療薬
Losec を中国全土の 500の 薬屋から買い集め 検査したところ
その10%は 偽薬だった。澱粉だけのもあった。

2001年だけで 偽薬のために 死んだ人は 約192000人にのぼる。

3月に 杭州市の10の 病院へ TV記者が 患者と偽って 尿の検査を
頼んだ。尿ではなく 緑茶を いれて 検査に出したところ
病院の半分は 詳しい検査結果を 書いてくれて 高価な 治療を
勧めた。どの病院も 尿でなく 茶だとは気がつかなかった。
下記サイトから:
http://www.sueddeutsche.de/finanzen/artikel/762/116646/

★30数年前に 入院していた時 同じ病室の患者が 「胎盤を埋め込む」
と言う治療を しに 遠くの病院へ 行った。今 中国で 似たようなことを 
してるんだ。
私の主治医は たいへん 正直な方で、退院する時
「治療法は 今のとこ ないし、あと十数年は ないと思うから 直そうと
思わないで いたほうが いい」と 言うて くれた。その通りで 今も
「直す」方法はない。ただ 鍼灸で 痛みは 減り、足の動きは よくなった。
数年まえ 中国からの 留学生が 稼ぐために 中国への 医療ツアーを
企画した。白浜のホテルの社長は 参加して 麻痺が 完全に治ったという
宣伝で 私に 第2回ツアーへ 参加せ~と 勧めた。「そのままで 
一生いて いいのですか?」とまで 言うて くれて、ほっといてくれ
と 断った。2週間 百万円以上 かける ことはないと 思った。



Posted by jtw at 14:14│Comments(0)
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