2010年06月28日

母親がアル中になると

父親や母親のアルコール依存症は 本人だけでなく、
家族全員を苦しめる。
心理学者 Michael Klein教授は アル中の親の子が 
どのような心的外傷につながる経験をするかを述べる。
アル中の親をもつ子の約1/3は 将来 アルコールか
薬物の依存症になる。さらに1/3は精神的障害 すなわち
鬱、不安障害、強迫障害になる。残り1/3は 子ども
時代の苦労を乗り越え、無事に生きる。

アル中の親の子が経験すること:
1. 子どもを怯えさせる 個々の出来事: 親の失業。
酔っ払って事故を起こすこと。親が暴力的になること。
など。
2. もっと重大なのは 依存症が 家族の雰囲気に
長期に影響を与えることだ。アルコールや薬物の影響を
受けて 親の言動が 突然変わった場合、子どもは 
うまく処理できない。

アル中の親の子は 早くに自立する。親が 手に負え
ないで 放り出した 家庭での責任を 子が引き
受けるのだ。
12歳の娘が 家事全般をする例もある。
子どもが 酔っ払った親をベッドに連れて行ったり
、母親を 近所の人の目に触れないようにしたり 
する。こういうことは 子どもを長期的に 傷つける。
親がアル中の家庭の1/3には 精神的暴力がある。
ドイツの児童支援法は 精神的に健康な親を 中心に
考えているので 家庭で傷ついた子を 家庭から 
離すのに 時間がかかり過ぎることがある。
実際は 多くの親は 自分について重い問題を抱えて
いて、子どもまで 考えが及ばない。

身体的暴力は 分かりやすいが 精神的虐待は過小
評価される。
たとえば 母親が酔っ払って「産みたくなかった。
お前のお陰で人生はめちゃめちゃになりそうだ。
おろせば よかった」と言うと 子どもには 
トラウマになる。

社会は アル中の家庭を支える努力をすべきだが、
子どもの幸せにとっては 子どもを家庭から離した
方が良い場合がある。

アル中の親の子の問題を 誰が面倒みるかは 
大きな問題だ。
青少年局は 問題家庭の面倒をみるが、親のアルコール
依存は しばしば隠れている。保育所や小学校に 
早期警告システムや予防システムはない。
この分野で奮闘する個々の人々は あまり支援を
受けられない。

毎年アル中の人の10%は支援提供サービスにたどり着く。
その子どもの10%が治療を受ける。ということは、
アル中家族の100人の子どものうち たった一人しか 
依存症支援システムに発見されない。これは劇的に酷い。

アル中の親の子のためのプログラムがあり、ドイツで
80~100のグループが活動している。これらは 
資金不足に悩んでいる。

ドイツ連邦保健省は アル中の親の子のための予防
プログラムを開発している。その実施が望まれている。
下記サイトから:
http://www.stern.de/wissen/mensch/kinder-von-alkoholikern-wenn-mami-zu-viel-trinkt-612573.html



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