2010年06月15日

AA・アルコール依存症者匿名会・75周年(下)

◎フリードリッヒ(69歳)の半生記
13歳で 十分に酔っ払っていた。うちでは子どもたちの
誕生日プレゼントはリキュールだった。
酒蔵でアルバイトしたから、いつも酒と縁があった。
寝る前に飲み、朝 起きては飲み、ただ 美味しい
から飲んだ。
大人になって 自営業をしていたが 常に赤字だった。
主の私が仕事を把握していないのだから 従業員が 
まともに働く はずもなかった。従業員には 前日に
言ったことと同じことを また言ったりしていた。

最初の妻は「私の目にはアル中にみえる」と言った。
私は妻に 明日やめる、来月やめる、クリスマスに
やめる などと いつも言っていた。
3日間、居酒屋を巡って、家に帰ってきたが、どこに
居たのか思い出せなかった。
朝、窓から外を見て 自分の車があると ほっとした。
車を探して村じゅうを回ることもあった。どうやって
家に帰ったか 覚えていないこともあった。
外見にも 構わなくなった。歯は欠け、髪は伸び放題で 
ヨレヨレの服を着ていた。

1981年に 妻は二人の子を連れて 出て行った。
子どもは2歳と3歳だった。私は41歳だった。医者は 
酒をやめないと 後、半年の命だと言った。肝機能の
数値は 破滅的に高かった。
商売も破産 寸前だった。
妻を失ったことが 私の人生を救ってくれた。
商売していたから 入院するわけにいかず、AAに通った
。最初の頃は やたらに 集会に行った。色々な地域の
AAの集会に 11日間 続けて行ったりした。1982年に 
酒は やまった。
それから 商売は上向き、黒字になった。

二番目の妻は シラフの私しか知らない。
朝おきて もう飲む必要もないし、飲みたくもない。
これは有り難いことだ。破産の心配もないし、ご同輩を
失う気遣いもない。頭も冴えている。

昔はリキュールなど甘い酒が 好きだった。今は
クロワッサン、クッキー、アイスクリームが好きだ。
下記サイトから:http://www.sueddeutsche.de/leben/jahre-anonyme-alkoholiker-endlich-leben-1.955989-2




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