2010年04月23日

ベトナム戦争の精神的外傷をもつ米軍元兵士

夜ごと、死者が戻ってくる。
ベトナム帰還兵Barry Romo(62歳)は毎晩、倒れた同僚、
殺されたベトコンを夢に見る。42年前のジャングル
からの叫び声、射撃音が聞こえる。
悪夢との闘いに力尽きる帰還兵は多い。既に6万人の
兵士が自殺した。これは戦死した兵の数よりも多い。
シカゴの狭いアパートにベッドはない。うなされて 
ベッドから転げ落ちるからだ。
もう40年、床の上にマットレスを置いて寝ている。
本棚にある本は大抵 戦争についての本だ。
壁には戦争のポスターや絵がある。絵の一つは
戦友の描いてくれた彼の絵だ。
絵の下には 18歳の時の彼の写真がある。
カトリック系の高校をでて、 共産主義者と戦う
ために 士官学校に入った。士官学校をでて、すぐに
 少尉として戦場に向かった。18歳の彼に45人の
部下がいた。
部下は 通訳もなしに 村人を問い詰め、殴りつけた
が 彼はそれを止められなかった。部下の3人は 
彼の目の前で死んだ。
ベトナム人の死について あと5人のことを話せると 
彼は言ったが、もう話す気力もないようだった。
下記サイトから:
http://www.spiegel.de/politik/ausland/0,1518,685629,00.html

★ブログ管理人の蛇足:
忘れたらラクになると 人は言うけれど、忘れられないこともある。



Posted by jtw at 16:28│Comments(0)
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