2010年03月24日

カモメが謎の死@ライン川

マインツとヴィースバーデンの間のライン川で
ユリカモメ(ドイツ語では「笑い鴎」)が数百羽、
低体温のために死んでいる。
水中の化学製品が原因だと分かったが、それが 
どこから来たのかは不明。
「ヘッセン・ラインラント-プファルツ・ザールラント
の国立鳥類保護観察所」のMatthias Wernerによると
この不可解な死は3年前から見られる。カモメは
羽が濡れ、モジャモジャの状態になり、羽根は
寒さを防げなくなる。化学製品が羽根の脂の層を
溶かすからだ。
この化学製品は 乳化剤 グリセリン-Monooleatと
Oleaminである。
ユリカモメはリトアニア、ポーランド、フィンランド
からライン川に来て、越冬する。
ライン川の川面に浮いて眠る。寝ている間に下流に
流され、また戻ってくる。寝ている間に 羽根が
水中の乳化剤を含み、羽根の油が無くなり、低体温
のため死ぬ。

カモメの主な餌場だったごみ集積場が閉鎖された
のも カモメの死につながっているかもしれない。
この化学物質はソーセージの内袋に塗られている
ので有害なわけではない。しかし鳥ととっては 
致命的だ。
油と違い、乳化剤は無色なので 素人には
分からない。
その上、死んだカモメは 岸に打ち上げられ 
カラスや狐に食べられ、死んだカモメは ほとんど
見つからない。ボランティアが観察し、自然保護者
が通報してくれることが望まれる。
下記サイトから:
http://www.heute.de/ZDFheute/inhalt/29/0,3672,8046493,00.html



Posted by jtw at 15:40│Comments(0)
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