2010年03月20日
医師で針の専門家でもあるギュンター・グニア教授inドイツ
Guenter Gunia教授は病院で教え、ベルリンで開業もしている。
ニーダーザクセン州BramscheのJohanniter病院は伝統的中国医学TCM部門をもつ。グニア先生はそこの教授。
この記事は 教授とのインタビュー:
TCMは痛みや精神身体的苦痛も扱う。
グニア先生はたくさんの患者を治療する開業医だったが患者をよりよく治療しようと思い立ち、中国に留学し、針を学んだ。
留学した北京の研究室に 高位の将校が入院してきた。これが 最初の印象に残る経験だった。彼は脳卒中になり、数人の軍医がついて来ていた。彼は半身不随だったが 針治療のお陰で日増しに 自力で動けるよになり、1週間後には ベッドに自分で上がれるようになった。
留学を終えて ブラムシェの病院のTCMの医師として働くようになった時に 多くの患者が紹介されてきた。TCMには毎年 北京から中国人教授が2人 指導に来ていた。
ドイツでは針治療は低い評価しか受けていない。健康保険では腰痛、膝関節症に針が認められている。将来はおそらく偏頭痛が認められる見込みだ。2010年4月10日から健保からの針治療への支出は大幅に減らされる。
針治療1回の経費は20ユーロくらいであり、このうち5ユーロしか健保で支払われないとすると、医者は経済的にやっていけない。
中国医学の診断は 患者の症状への もう一つの見方を提供してくれるし、針治療それ自身も精神身体医学である。ドイツでは精神身体医学の診断がつくのに 平均8年もかかっている。と言うことは患者は8年間、病院めぐりをするのだ。
医師が針治療について高い質をもっていれば 多くのことができる。私は痔、欝、重い眼病、子どもの発達障害も治療している。しかし針をする医師の質が不十分であるのに加えて、専門医と大学病院も針を受け入れていない。
針治療と薬草による治療を組み合わせると 世界的な意義が生まれる。今年 ハーバード大学と協力し、南アフリカでのHIVをテーマにして 研究する予定だ。
ツボは1500あり、その組み合わせは大変な数になる。私は20万人の治療をしてきた。これはドイツでは稀な経験だ。
痛みは感情に基礎をおく。針治療は哀しみを爆発的に処理することがあり、治療を受けて 患者が泣き出すことがある。泣いて別の人になる。
初診の後、患者は生活の質が良くなったと主観的に認めるようになる。患者は痛み、偏頭痛、アレルギーなどで診察を求めてくるのだが、2~3回治療すると それらの訴えは後退していく。
傷跡も針でよくなる。帝王切開の傷跡や 子どもの時の傷の痕も針治療により 普通の皮膚に近くなる。
母はパーキンソン病で 自分の誕生パーティでも 無表情に座っていたものだったが、針をしたところ 十歳も若く見えるようになり、魅力的でユーモアの分かる人に戻った。今では休暇のときに6キロも散歩している。
下記サイトから:
http://www.faz.net/s/Rub4521147CD87A4D9390DA8578416FA2EC/Doc~E3E035FC2BA1A49319AE394CDA901E05F~ATpl~Ecommon~Scontent.html
ニーダーザクセン州BramscheのJohanniter病院は伝統的中国医学TCM部門をもつ。グニア先生はそこの教授。
この記事は 教授とのインタビュー:
TCMは痛みや精神身体的苦痛も扱う。
グニア先生はたくさんの患者を治療する開業医だったが患者をよりよく治療しようと思い立ち、中国に留学し、針を学んだ。
留学した北京の研究室に 高位の将校が入院してきた。これが 最初の印象に残る経験だった。彼は脳卒中になり、数人の軍医がついて来ていた。彼は半身不随だったが 針治療のお陰で日増しに 自力で動けるよになり、1週間後には ベッドに自分で上がれるようになった。
留学を終えて ブラムシェの病院のTCMの医師として働くようになった時に 多くの患者が紹介されてきた。TCMには毎年 北京から中国人教授が2人 指導に来ていた。
ドイツでは針治療は低い評価しか受けていない。健康保険では腰痛、膝関節症に針が認められている。将来はおそらく偏頭痛が認められる見込みだ。2010年4月10日から健保からの針治療への支出は大幅に減らされる。
針治療1回の経費は20ユーロくらいであり、このうち5ユーロしか健保で支払われないとすると、医者は経済的にやっていけない。
中国医学の診断は 患者の症状への もう一つの見方を提供してくれるし、針治療それ自身も精神身体医学である。ドイツでは精神身体医学の診断がつくのに 平均8年もかかっている。と言うことは患者は8年間、病院めぐりをするのだ。
医師が針治療について高い質をもっていれば 多くのことができる。私は痔、欝、重い眼病、子どもの発達障害も治療している。しかし針をする医師の質が不十分であるのに加えて、専門医と大学病院も針を受け入れていない。
針治療と薬草による治療を組み合わせると 世界的な意義が生まれる。今年 ハーバード大学と協力し、南アフリカでのHIVをテーマにして 研究する予定だ。
ツボは1500あり、その組み合わせは大変な数になる。私は20万人の治療をしてきた。これはドイツでは稀な経験だ。
痛みは感情に基礎をおく。針治療は哀しみを爆発的に処理することがあり、治療を受けて 患者が泣き出すことがある。泣いて別の人になる。
初診の後、患者は生活の質が良くなったと主観的に認めるようになる。患者は痛み、偏頭痛、アレルギーなどで診察を求めてくるのだが、2~3回治療すると それらの訴えは後退していく。
傷跡も針でよくなる。帝王切開の傷跡や 子どもの時の傷の痕も針治療により 普通の皮膚に近くなる。
母はパーキンソン病で 自分の誕生パーティでも 無表情に座っていたものだったが、針をしたところ 十歳も若く見えるようになり、魅力的でユーモアの分かる人に戻った。今では休暇のときに6キロも散歩している。
下記サイトから:
http://www.faz.net/s/Rub4521147CD87A4D9390DA8578416FA2EC/Doc~E3E035FC2BA1A49319AE394CDA901E05F~ATpl~Ecommon~Scontent.html
Posted by jtw at 16:23│Comments(0)
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