2010年02月06日

文楽について橋下徹大阪府知事の見解

日経新聞2010年2月6日
「橋下流2年の明暗(下)」から抜粋:
見出しは:競争主義の徹底・光の陰で聞こえる悲鳴

2009年8月、知事は「文楽は二度目は多分行かない。
(市川海老蔵の歌舞伎のように)テイストを変え
ないと受け入れられない」と発言し、文楽関係者
を失望させた。
(ブログ管理人の注釈:辞書によると、
TASTE--類義語は FLAVOUR.
食べ物・飲み物の持つ特定の性質のこと、これに
より その食べ物・飲み物だと言うことが分かる。
他との差を顕著に示す性質。)

住大夫さん(85歳)は「文楽には今も昔も変らぬ
人間の情がある。むつかしいことやけど、情を
伝えていったら 街も潤ってくるんと 
ちがうかと思う」。

管理人の蛇足:
浄瑠璃を昔の台本(床本)の通りに語るのは 
聞く方もしんどいので、短くしたり、一部を
言い換えたりして いただきたいです。
そういうことを 40年近く前、浄瑠璃を聞き始めた
頃に 偉い先生が書いているのを 読んだことが
あります。偉い方が言うても 変らないのは 
よほどの事情があるんでしょうねぇ。

初めて文楽へ行く方には 幕見にしたら 1時間
くらいで済むので それを勧めています。素人は 
どこで 居眠りしていて どこで目を覚ますべきか 
分からないですから、床本を編集して 短くして
ほしいです。
古語辞典を引かないと まったく分からない単語は 
言い換えられないもんかと 思います。
三十三間堂 棟木の由来に「それは ヤカンの
年古る身」というのが でてきまして、私は薬缶が
突然 でてくるのは 何故かいなと 思いました。
ヤカンは狐のことだそうです。
落語は 江戸時代の話しでも 言い換えてくれるので 
分かります。
大阪の落語家の多くは 浄瑠璃も稽古されている
ところを 見ると 文楽の技芸員さんも 落語家さん
と 付き合いが深いのですから 落語を見習って
いただきたいです。



Posted by jtw at 14:37│Comments(0)
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