2009年08月02日

「幻聴妄想かるた」by精神障害者共同作業所「ハーモニー」

東京・世田谷の標記作業所は 統合失調症など
精神障害をもつ人が 実際に体験して幻聴や
妄想を元にした かるたを製作した。

妄想・幻聴を かるたと言う玩具にすることに
よって、現実との区別ができる人も出てきたし
もっと自分たちを知ってもらおうと言う前向きな
気持ちに変ったと ハーモニーのスタッフは言う。

例えば「コンビニに入るとみんな友達だった」。
これは 入ったコンビニの客が皆 同じ友達の
顔に見えたという体験が 元にある。
こうした読み札の背景が注釈として、付録の
冊子に収録されている。

昨年末の発売から 150セット売れた。
看護学校や福祉関係の専門学校が教材として
購入する例が目立つ。
ある看護学校では精神科の実習の前に使う。

遊び方はいろいろ。注釈のみ読み、読み札を
想像しながら絵札を探すというルールを
作った学校もある。

当事者から発信された数少ない教材が 専門職の
育成に役立っている。

日本経済新聞 2009年8月2日
「最前線 現場」「かるたで学ぶ幻聴妄想」
から抜粋。
記事は買って読んでください。

蛇足:
日本経済新聞には 浄瑠璃や浪曲の記事が 稀に
でます。そのために 買っているようなものです。
新聞記者に 人形浄瑠璃のことを知っている方は
少ないらしく、「竹本氏 人間国宝に」などと
言う見出しがでます。落語関係の記事に「古今亭氏」
とか「三遊亭氏 受勲」などと言う見出しは
でないです。



Posted by jtw at 12:37│Comments(0)
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