2009年05月24日

薬物依存症専門病院・麻薬への別れの手紙(3)

バイエルン州の森の中にある Schlehreuth専門病院は
「麻薬・酒・薬依存症の女性とその子どものリハビリ施設」だ。
その経営者で心理士のVolker Barthさんが 麻薬を断つ
ことについて、薬物依存症者が書く麻薬への別れの手紙に
ついて インタビューに答える。

病気についての理解には2種類ある。
一つは 情緒面での病気の理解、もう一つは 認知に
関する理解だ。
認知に関する理解とは 例えば「麻薬をやり過ぎた、
中毒になる」という認識を持つことだ。
大半の患者は この病院へ来た時に このような理解は
している。しかし なぜ そうなったか、つまり中毒の後ろに 
何があるかは この病院で治療の過程で分かってくる。
患者が そういう理解を持てるようにするのが 
病院の仕事だ。
患者が 情緒面で 病気を理解できるようになると、
(「心の整理がつくと」という感じかなと 思いますが この
記事で もっとも分からない部分です)患者は麻薬への
別れの手紙を書けるようになる。そして ひょとしたら 
薬物と別れられる。
あの手紙を書いた患者は ずいぶん長い間 病院にいる。
入院して間もない人は 手紙を書くプロジェクトにあまり 
参加していない。

酒・麻薬から離れるには 様々な可能性がある。書く
のが苦手な患者もいる。絵や音で 自分の感情・情緒を
表現することも 試みている。演劇やロールプレイによって 
患者が自分を表現することもある。

手紙に「親愛な友で仇である麻薬様」あてのもあるが、
愛憎を認識できるということは 決定的な一歩を
踏み出したということだ。
薬物には プラスの面とマイナスの面がある。麻薬は
患者にとって残された 唯一の支えだった。問題を
持っているから 薬物によって混乱を紛らわす。気分が
良くなる。これはプラスの面だ。
一方 マイナスの面は 精神的・肉体的・対人関係的な
影響である。ここで 酒と麻薬は仇になる。
患者が プラスとマイナスの両面を認識したら 心は
決まるし 別れられる。麻薬に代わるものを 手に
入れられる。病院は治療していくうちに 患者の生活の
中に 大きい穴を作る。治療の過程で その穴を
塞がなければならない。そこで 生きる満足とか 
生きる喜びというテーマが問題になる。

患者の半分は 子連れで来る。子どもを里親に預けて
くる母親もいるだろう。
妊婦には 出産まで 流産しないように注意しながら 
代替薬物を投与することもある。

この病院に どういう風にたどり着くかと言うと、普通は 
依存症の女性が 相談所へ行って ここを紹介される。
ドイツ全土にある 保健所や 無料中毒相談所の窓口で 
女性が 入院したいと言う。
相談所を通じて 健康保険や ドイツ年金保険に 
入院経費を負担してくれるように申請する。申請が
承諾されたら、解毒のための入院になる。
下記サイトから:
http://jetzt.sueddeutsche.de/texte/anzeigen/475531



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