2009年05月21日

秋津野ガルテン@紀伊田辺

日本経済新聞 2009年5月20日 関西版
「α関西」きょうどの風 6.
見出し:公民館、世代超え交流の場
     住民出資の体験施設生む。

以下抜粋です。記事は買って読んでください。

和歌山県田辺市から北東に約2キロ。上秋津には
2008年に開設した都市と農村の交流などを目的と
した施設、秋津野ガルテンがある。古い木造校舎
を活用、宿泊機能なども備え、連休一週間で延べ
二千人近い利用があった。
 こんな施設は各地にあるが、ガルテンの特色は純粋
に地域が運営している点である。経営するのは株式会
社「秋津野」。約四千万円の資本金の六割近くは地区
住民が、残りを元住民や支援者が出資している。

 1950年代後半からの町村合併で、多くの町村は
共有財産を処分した。しかし、この地域では山林など
共有財産の保全、有効活用のために上秋津愛郷会を設
立した。愛郷会は木材やマツタケを販売、学校の施設
・備品を整え、必要な用地買収などを支援してきた。
 
 上秋津には旧村十一集落の町内会をベースにした
公民館や老若男女の様々な会、校区会やPTA、農協
や商工会など様々な組織・団体が活発に活動している。
公民館は学習や趣味活動の拠点であると同時に、
各組織と連携、多くの催事、事業にかかわっている。
  会合も含めほぼ毎日の利用があり、「公民館に明か
りがともっていない日はない」とまで言われる。

上秋津は田辺市内では 珍しく人口が増えている。

15年前、上秋津では愛郷会や公民館も含め、地域
の全組織・団体が入った「秋津野塾」を設けた。
新たな地域マスタープランを策定、そこから都市
との交流を図り農業を活性化、新たな産業振興を目指す
ガルテンも生まれた。
ガルテンがあるのは旧上秋津小学校の跡地。「ここ
で校舎も残し、生かす計画だったから皆が出資してく
れた」と木村さんは言う。
学校というだけでなく、人々が子供時代に自分たちを
大切にしてくれた地域への愛着を込めた場である。
  



Posted by jtw at 21:55│Comments(0)
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