2009年05月21日

ゼラニウム・丈夫で手間のかからない花

産経新聞 連載 曽野綾子、透明な歳月の光 333
2009年5月20日
見出し:花と人間との共通性・質実で強健な相手が一番

メキシコの国境の麻薬戦争激戦地 フアレスについて 
このブログに何度か カキコミしました。曽野綾子さんは 
メキシコの別の町まではるばる視察に行ってくれて 
有り難いことです。

記事の最後の方 1/3くらいを 次にカキコミます。
全体の記事は 買って読んでください。
>>
 自分がほとんど動けなくなったときでも、頑丈に
生き延びてくれる花を探して、その花と付き合いたい
と思うようになった。昨年、メキシコの国境の町
ティフアナに行ったのは、知り合いの神父に頼まれて、
その町にあふれている麻薬中毒患者が合宿して研修する
建物を、日本人からの寄付で建てたのを確認に行ったの
だが、その研修センターー・のカンカン照りの庭を唯一
彩っていたのは、真っ赤なゼラニウムだった。お金がなくて
も植えられる花である。
 この花は痩せ地を嫌がらない。乾燥にも強い。毎日水やり
をしなくてもわずかな水で生き延びる。肥料もほとんど
要らない。季節を選んで芽ざしをすれば、いくらでも増える。
虫もつかず病気もない。
 質実で強健という特徴は、人間だけでなく花にとっても美点
なのである。こういう花となら、忙しい人も年老いた人も、
いつまでも付き合える。友を選ぶなら、気難しくない人が
いいのである。



Posted by jtw at 07:57│Comments(0)
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