2009年05月14日

マンモスの牙に彫られた旧石器時代の女性像@ドイツ

南ドイツの低い山脈シュレースヴィッヒ・アルプでマンモスの牙に
彫られた女性像が2008年9月に発掘された。
3500万年まえの作品で 33グラム、高さ6センチ。
2009年5月13日にテュービンゲン大学の先史学者
Nicholas Conardが発表した。
35000年から4万年まえのもので、最古の像である。
像は並はずれて大きいオッパイを持つ。下記サイトに
写真数枚あり。
Conardたちは この洞窟を12年前から掘ってきた。

オーストリーで発見された「Willendorfのビーナス」は同じ
ような像であり、28000年前のものとされる。
ビーナス像は石、骨、象の牙で作られ、オーリニャック文化
(欧州の旧石器時代初期の文化)にとって典型的なものだ。
この時代に最初の今の人類が アフリカから欧州に
移住した。このビーナス像を彫った人は 最初の今の
人間であり、旧石器時代の初期にネアンデルタール人と
共に生きていた。

Conardにとって 大喝采を受けるのは これで2回目
であり、最初のは2006年に同じ シュヴェービッシェ・アルプ
のLonetalの洞窟でみつけた 象牙に彫られたマンモス像
だった。この地域では 150年前から 多くの象牙の
彫り物が見つかっている。
この新しく見つかった像は シュテュットガルトの氷河期展示会
で 9月18日から2010年1月10日まで公開される。

下記のサイトか 別のサイトで 同じ記事を見ていたら
発掘した物を「白い木綿の手袋」で手に取るという
表現がありました。ドイツ語で 「軍手」を こう言う
のだと やっと知りました。
http://www.spiegel.de/wissenschaft/mensch/0,1518,624618,00.html




Posted by jtw at 12:55│Comments(0)
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