2009年05月09日

フランスのアンネフランク・Helene Berrの日記

ユダヤ人女性エィレヌ ベル(1921-1945)はベルゲン-ベルゼンの
強制収用所で死んだ。
殺された76000人のユダヤ系フランス人の一人だった。
裕福な家庭に育ち ソルボンヌで英語英文学を専攻していて 
婚約者もいた生活は1942年に変ってしまった。
父親が初めて逮捕された時 彼女はユダヤ人組織の
ために献身していた。収容されたり、強制移送された
ユダヤ人の残していった子どもたちの世話をしていた。
日記には 自殺、警察の手入れ、妊婦や老人の強制移送、
ポーランド国境の封印された列車の中に毒ガスがあると
言ううわさ、などが書かれている。

1943年冬には死を予期していた。
1944年3月に両親と共に逮捕され、その1年後 強制
収用所で チフスと虐待のために死亡した。英国軍が
収容所を解放する わずか5日前だった。享年24歳。
エィレヌの姪 Mariette Jobのお陰で 死後60年たって 
やっと日記は出版された。
1942年から エィレヌは 日記のばらばらのページを 
次つぎに姪に渡して 婚約者に届けてくれるよう頼んで
いた。姪が婚約者だった人と接触できたのは 1990年代
だった。姪は 日記の写しは 読んでいたが、原本は
婚約者と共に消えたのではないかと心配していた。
ついに婚約者 Jean Morawieckiは原本を姪に
送ってくれた。その後 出版までに14年がかかった。

日記は 感受性の高い、意志の強い、心のまっすぐな
女性の証言だ。
(日記はドイツ語にも翻訳されている)
下記サイトから:
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,4185788,00.html
 



Posted by jtw at 08:29│Comments(0)
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